滋賀県多賀SA。眠たくなる前の安心一人車中泊。

今から１０年以上前、私は北陸に住んでいて社会人をしながら資格取得の勉強をしていました。
資格取得のカリキュラムの中で、たびたび県外に行くスクーリングが開催されていて、資格取得のためには必ずスクーリングを受けなくてはいけなかったのです。
当時は、よく北陸から大阪や愛知県に行きました。長野に行くこともありました。
社会人をしていたけれど、学費も払っていてお金に余裕があるわけでは無く、たびたびあるスクーリングの交通費・宿泊費はかさんでいきました。遊びたい盛りの２０代にとっては、この出費はきつかったです。
スクーリングに行くのは好きだったけれど、宿泊費はどうにかならないものかと思っていました。
スクーリングの日程は２日間が多く、しかし中には１日間のスクーリングもありました。もちろん、２日間のスクーリングでは必ずどこかに泊まらなくてはいけないです。
けれど、経済的な負担を減らす為、ある時、１日間のスクーリングは日帰りにしようと決意しました。
しかし、スクーリングは朝９時から１９時位までぎっちりと時間が組まれています。
当時、私は北陸に住んでいたので、朝９時までに大阪のスクーリング会場に行き、そのまま１９時過ぎから北陸に帰ることは、結構ハードでした。しかもスクーリングの授業も受けています。途中でぐったりするのは目に見えていました。けれど、宿泊費を節約するために日帰りスクーリングを決行したのです。
スクーリング当日、朝４時過ぎには愛車に乗り、北陸から大阪に出発しました。ただ、日帰りスクーリングを決意していたけれど、一応、車内に布団とタオルを積んでおきました。もしもの時のためです。
何とか９時にはスクーリング会場に着き、無事授業を終えて１９時過ぎに大阪を離れました。けれど、高速を走っていると途中で睡魔が襲ってきました。これはマズいと思い、滋賀県多賀の多賀SAに入りました。多賀SAには、トラックが多く停められていて、しかも「レストイン多賀」という宿泊施設もあります。入浴施設やコインシャワーもあります。そう、多賀SAは車中泊もしやすいのです。
初めての一人車中泊です。周りに車中泊をする人は多いけれど、すごくドキドキしたのを覚えています。女一人だったから、というのもありました。積んでおいたタオルを車の窓あたりに引っ掛け車内が見えないようにして、布団を敷き、車中泊をしました。多賀SAには温浴施設もあるけれど利用せず、疲れてすぐに寝てしまいました。当時乗っていた車は軽自動車だったので、体を丸めて寝ました。体勢はきつかったけど良く眠れました。よっぽど疲れていたんでしょうね。
翌日起きると本当に爽やかな気持ちになりました。授業を頑張り、無理せず車中泊をして良かったなぁとしみじみ感じました。もし無理をして高速での運転を続け、事故を起こしたりすると大変ですから。
多賀SAでの車中泊は女性でもしやすいのかな、と感じました。もちろん車内は見えないようにした方が良いと思いますが。周りに車中泊をする人や車が想像以上に多く、人の目が犯罪等の防止になるのかなぁと思ったりもしました。
また多賀SAで車中泊するのもいいな、なんて思っています。そして次回は温浴施設を利用してみたいです。