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嫌われる勇気 | 岸見一郎 古賀史健
39歳 | 男性 | パート・アルバイト | サトウ(NAVISAN)
今や、大ベストセラーになった『嫌われる勇気』アドラー心理学をわかりやすく解説した名著です。
原因があって結果があるように、我々は、過去があり、現在があり、未来があると考えます。これは事実なのです。しかし、アドラー心理学では、目的論という考え方をとります。通常は、過去に嫌な事があって、そのトラウマにとらわれて先に進めないと思います。アドラー心理学の目的論では、やりたくない目的があり、過去の嫌な出来事を持ち出すという心理学です。
例えば、車で事故をしました。だから、運転出来ないと考えるのが一般的です。しかし、事故をしても、気をつけて運転しよう。気持ちを一新して車を買い替えて運転しようと思う人もいます。アドラー心理学では、運転したくない『目的』があるから、事故という過去を持ち出すという考え方をします。この考え方にだと、過去に縛られない生き方になります。さらに、今から努力し結果をだせば、様々な過去を肯定的に捉えられるでしょう。
今を生きる。これもアドラー心理学の考え方です。過去や未来におびえず、現在を精一杯生きる。これこそアドラー心理学の真骨頂です。私も含め、皆さん、納得いかない過去、後悔する過去があると思います。その過去にとらわれず、前を向いて生きられるアドラー心理学。その、アドラー心理学をわかりやすく解説した『嫌われる勇気』思考、視点が変わる名著だと思いました。