おすすめする本
流浪の月 | 凪良ゆう
51歳 | 女性 | 主婦 | with moon
題名に月が入っているので、表紙は月が描かれているのかなと思っていたら、美味しそうなアイスで、逆に興味が沸きました。
中身を読むと、何故アイスなのか…と言うのがわかります。アイスはキーポイント、また、アイスが3個あるのが納得ですね。
私の受け止め方なのですが、この本は、色々な事件、犯罪は世の中で毎日のようにニュースで伝えられるけれど、果たしてそれが本当に真実なのかどうかわからない…という結論になりました。
もちろん、その通りの物もあるのでしょうが…。
本当に悪い事をした人が普通に生きていて、自分の居場所をただ探していた人が白い目で見られる。おかしいと思いました。
でも、私の周りで同じような事件が起こった時、私はどうか…と考えれば、雑誌などを鵜呑みにはしないけれど、やはり嫌悪感はあると思います。再犯が多いのも事実ですし。本当の事は流されないかも知れないわけですから…。
ただ思ったのは、子供だからと言って、大人が勝手に話の内容を解釈するのはどうかという事です。
この二人は、ただ傍にいられたら幸せなだけなのに…自分が自分でいられるだけなのにな…と思うと切なくなりました。
ニュースなどで取り上げられると一生ついて回るのだなと思うと悔しくなります。
二人の過去を知られたら引っ越しを繰り返すにしても、これから二人でいられる事がすごく安心したし良かったです。