多くの女性のバイブル本でもある、ベストセラー漫画「ご近所物語」

矢沢あいの代表作の一つの「ご近所物語」はアニメ化もされたので女性の多くが学生時代に読んだことがあるよという人が多いと思います。
矢澤芸術学院の服飾かに通う夢はデザイナーの実果子とその幼馴染のツトムと学校の仲間の物語です。
自分のブランドを持つという夢を持った実果子の真っ直ぐに頑張る姿がとっても印象的です。
ツトムとの恋愛や、離婚した両親の話など深いところも書いています。
嫉妬や羨みなど人間のブラックな醜い感情も隠さずに書いているので、漫画なのに実際に学生生活をのぞいているように現実味があります。
実果子の夢に向かって努力している姿は私もがんばろうと前向きな気持ちにさせてくれます。
気持ちが折れてしまいそうな所は共感して泣けました。
少女漫画で泣いてしまうことは今までなかったのですが、矢沢あいの漫画は出てくる登場人物に入り込んでしまい、感動したり、悔しくなったり、切なくなったりと感情が揺さぶられます。
刊行されてから２０年近くたつ今でも部屋には大切においています。
そして、何度も読み返して、本が色あせるくらいです。
漫画にでてくるの衣装や家具などのインテリアがとても可愛らしく、ファッション雑誌をみているかのような気持ちになります。