得意なはずではない少年漫画でもドハマりな「呪術廻戦」

おすすめする本

呪術廻戦 | 芥見下々


40歳 | 女性 | パート・アルバイト | sn

アニメ化されるのを知り、興味を持って読み始めた「呪術廻戦」ですが。少年が化け物と戦うダークバトルファンタジーだなんて、少年漫画らしいこの手の作品には慣れておらず、どんな話なのかとの確認程度のものでした。私の好みは、キュンとしちゃう少女漫画かホッコリ系なので。
しかし、アレよアレよと巻を読み進めてしまう、ぜんぜん止まらない!ほどにのめり込んでしまいました。現在、一番ワクワクしながら読んでいる作品といっても過言ではありません!
正直、気持ち悪いと感じる呪霊や、少年漫画らしい画風も、いまだに好みにはなりませんが。そんなことを凌駕する、魅力て粋なキャラクターとストーリーにどっぷりハマっています。
中でも、主人公の虎杖のまっすぐさが愛らしくて、全然カッコよさなどないのに少女漫画のヒーローに感じるようにキュンキュンしちゃいます。群を抜く元気さ、少年らしい等身大の素直さ、懐深い優しさ、そして、人でもそれ以外でも、生きている者への真摯さ。そんな10代の少年の様子に、ハッとさせられたり考えさせられたりと、今まで自分が大事にしていなかった、流していたことを教えられます。
また、虎杖の周囲の生徒や教師をはじめ、それぞれ難しい現実で自分なりに芯をもって生きている面々ばかりで、ファンタジーさを抜きにしても学べることが多々あります。
物語は、虎杖が主人公だよね…?と思うくらいに、作品当初からチート過ぎる神な男・五条の存在が強烈ですが。これも含め、今後の展開がとても楽しみです。