いつもげんなりするのが、ポストに不在票が入っていた時。
マジか〜。ちょうど少しだけ留守にしたタイミングで宅配来ちゃったか〜。です。
目次
再配達の現状:私たちの選択が未来を左右する
再配達問題が深刻化しています。「再配達が毎回ある」「ほぼ毎回ある」と答える人が10.5%。さらに、宅配便の再配達が有料になる場合でも、200円くらいまでなら許容できると答えた人が多くを占めています。
このデータから、再配達が日常化し、私たちの生活の中で「当たり前」になってしまっている現状が浮き彫りになっています。
なぜ再配達が発生するのか?
再配達が頻発する原因は多岐にわたります。例えば、
- 若年層(20代男性で33.3%、20代女性で15.0%)は働いている時間帯が多いため、受け取りが困難
- 50~60代では再配達経験が5%未満と低いが、これは在宅率の高さが影響していると考えられる
また、オートロックのマンションに宅配ボックスがない場合、配達員は再び訪問しなければならず、これがコストや労力の増加に繋がっています。
宅配ボックスが普及しない理由
宅配ボックスが便利である一方、設置には課題があります。
- マンションオーナーがコストを嫌い、設置を避けるケース
- そもそも宅配ボックスを設置する場所がない
- 設置したとしても全ての住民が利用するとは限らないという懸念
- 置き配に対応していない配送業者もたくさんある
その結果、住民自身が工夫を求められる状況になり、SwitchBotなどのデバイスを用いてオートロック解除の仕組みを作る住民もいるようです。
再配達問題を解決するには?
再配達の削減にはいくつかの方法があります。
1. 宅配ボックスの普及促進
国や地方自治体が補助金を提供し、マンションに宅配ボックスを設置しやすくする仕組みが必要です。Amazonのセール時など、配達集中が見込まれるタイミングでこそ、このようなインフラ整備が効果を発揮します。
2. 置き配文化の定着
置き配の選択肢が増えたものの、まだ安全性への懸念が強いのが現状です。安心して利用できる置き配専用のスペースを整備することで、住民の信頼を高められるでしょう。
いつでも買えるものであれば、最悪盗まれたとしても何とかなりますが、それ以外の場合は置き配は難しい。
3. 個人レベルの工夫
宅配ボックスがない場合でも、SwitchBotやスマートロックを導入して利便性を高めるアイデアも実践されています。
再配達の削減はSDGsにもつながる
再配達を減らすことは、輸送コストの削減、配達員の負担軽減、さらには環境負荷の低減にもつながります。一人ひとりが少しずつ行動を変えることで、社会全体の効率が上がり、持続可能な未来が実現するのです。
政府主導で補助金を出すぐらいのことはやった方がいいと思います。
おわりに
再配達問題の解決には、私たち一人ひとりの行動が欠かせません。便利な社会を維持するために、宅配ボックスの活用や置き配文化の定着、スマートロックの導入など、できることから始めましょう。
そもそも、再配達を依頼するのも大変ですからね!