旅行先
うどん本陣 山田屋 | 香川県高松市
島根県 | パート・アルバイト | 33歳 | 男性 | aobouzu
2016年の夏にその当時乗っていたkawasakiのバイクで広島県から四国へ一人旅に出かけました。
目的地はうどん本陣山田屋さん。うどん県香川の中でも有名なお店らしく、依然見たテレビ番組で山田屋さんのうどんを美味しそうに食べるタレントさんが忘れられず自分でも行こうと思い立ちました。
出発は朝の6時。天気は晴れ、夏の気持ち良い朝でした。いざ出発とバイクにまたがり家を出ました。
広島市内から高速は使わずに、すべて下道で四国香川県を目指そうと決めていたので国道2号線をひたすら東に走りました。
交通量が多い広島市内の道から郊外に出ると、車も少なくなり最高のツーリングでした。たまにすれ違う旅バイカーに手を振られて返したりして、なんだか自分も全国一周しているような感じになりわくわくしました。
暫くして気が付くと岡山県に入っていました。途中で有名なジーンズ工場を横目に見ながら私は瀬戸大橋を目指しました。
瀬戸大橋の手前のパーキングで一休み。時間はお昼前でそのころには太陽が高く上がっていて、かなり日差しがきつかったなぁ。
自販機でカルピスを買って、一気飲み。いよいよ楽しみの一つにしていた、瀬戸大橋横断です。
パーキングから出発してすぐに瀬戸大橋に乗りました。
「風が強い(驚)!!!」第一印象がそれでした(笑)。橋の上は強風が吹いていて、私の乗っていたバイクは250ccと小さかったので風に流されます。
しかも瀬戸大橋は高速なので後ろから乗用車やトラックがビュンビュン追い越していき、そのたびにフラフラしていました。あれは怖かったなぁ。
しかし、景色は最高でした。大きな橋の上から見える大海原は今でも目に焼き付いて離れません。多分、車から見える景色とはまた違った景色が見える。
それがバイクの良いところからもしれません。
なんとか橋を渡り切って、あとは山田屋さんを目指すだけです。時間もおなかもちょうどいい頃合い。もう待ちきれませんでした。握るスロットルも強くなります。
山田屋さんまで携帯のナビを見ながら(もちろんバイクを停めて)向かったのですが、近くになると少し道がわかりづらくて少々手こずりました。
狭いくねくねした住宅地の道を登っていくと、見えました。山田屋さん!
テレビでは外観を映してなかったので初めて見ました。大きくて風情のある佇まいでした。
駐車場にバイクを停めていざ、お店へ。お店に入るとひんやりとクーラーが効いており、日差しに火照った体が一気に冷めました。
さあいよいよ待望のうどんが食べられる。私は一つ決めていました。メニューを開いて最初に目に飛び込んだものを注文しようと。
ぶっかけうどんと天ぷら盛り合わせ。まさに運命の出会い。最高の組み合わせです。
まずは、一口うどんをすすりました。弾力があり、つるっとした麺。つゆと絡んで最高の喉越しでした。これならいくらでも食べられそう。
四国でうどん屋をはしごする人の気持ちがわかりました。
お次は、隣の天ぷら。一番大好きなエビの天ぷらから。
「サクッ」とが鳴って、「プリッ」としたエビが口の中で広がりました。とても上品な味がしました。私の地元も海鮮が美味しいですが、香川も負けてません。
その後は、しっかり味わってゆっくり山田屋さんを堪能させて頂きました。至福の時間でした。
もう一杯うどんを食べたい衝動にかられましたが、四国に来た目的はもう一つあります。バイクで四国八十八ヶ所巡り。お遍路さんをすることが目的です。
期間は5日間と決まっているので先を急がなければなりません。うどんに後ろ髪をひかれながら、お土産のうどんをしこたま買ってお店を出ました。
私はバイクにまたがり、四国八十八ヶ所第一番札所の霊山寺へと走るのでした。