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光をたくさん浴びたくなった時に行きたくなる特別な空間 箱根ガラスの森美術館

旅行先

箱根ガラスの森美術館 | 神奈川県足柄下郡箱根町


茨城県 | 団体職員 | 58歳 | 女性 | レイちゃん

少し前になりますが、今年の2月に箱根ガラスの森美術館に行ってきました。ガラスの森美術館といえば箱根観光の定番スポットの1つですよね。今まで行ったことがなかったので、自分の誕生日の記念に友人と行ってきました。この美術館の展示物はヴェネチアングラスが常設なのですが、訪館した時はたまたまヴェネチア仮面祭というイベントを開催していました。入場ゲートを入ると目の前に広々とした庭園が広がります。その庭園の中央あたりに、クリスタルガラスで出来たトンネルがあります。「光の回廊」という作品名です。

その日のお天気は、最初は曇り空だったのですが、だんだんと雲が切れ、時々陽が差してくるようなお天気でした。その陽がクリスタルガラスに反射してキラキラととてもきれいに光っていました。「光の回廊」の作品の他にも、庭園内の樹木にガラスがオーナメントのように飾り付けられていて、あちこちで光のパフォーマンスを目にすることが出来ました。

この美術館がヴェネチア市立ムラーノ・ガラス美術館と姉妹提携を結んだ記念として製作されたガラスの芸術作品も、庭園の中で見る事が出来ます。池の中に設置されていて、毛をクルクルとカールされた羊のような不思議で面白いガラス作品です。色が白っぽいのでキラキラと光ってはいませんが、その色のおかげで見る人の想像力を刺激しています。

建物の中は、ヴェネチアン・グラスのエリアと現代ガラス作品のエリアがあり、現代作品も不思議な形が多く面白かったのですが、伝統的なヴェネチアン・グラス作品の方が、私は気に入りました。繊細な細工や色合いが見ていて飽きず、何時間でも見ていられると思う程でした。他の建物では、ガラスの体験工房やレストランもあったのですが、時間の余裕がなかったので寄らず、ミュージアムショップ(土産物店)に行きました。日本で作られた作品もありましたが、イタリアから輸入した作品もあり、どれを買おうかとても迷いました。輸入ものはやはりイタリアの味があるというか、日本の綺麗さとは違うので、お土産はイタリアの物の中でもお手頃価格の壁飾りにしました。

この美術館は、建物の中に展示されている作品を鑑賞するだけではなく、庭園内の作品を味わったり箱根の山あいの美味しい空気を味わうことも出来る、1粒で色々な味を楽しめる飴のような場所だなと思いました。行ったことのない方は、1度は行ってみて欲しいです。