ウェールズの山奥にある、ネオヒッピーの庭先での車中泊

車中泊の場所と車種

イギリス近くのウェールズの山奥 | 改造済みの英国製キャンパーバン | 1人


神奈川県 | 自営業 | 46歳 | 男性 | 888

15年程前に、イギリスの屋外音楽フェスティバルに映像アーティストとして参加させてもらい、そこに皆でキャンパーバンで赴いて、車を中心にして、5日間程音楽フェスティバルを楽しみながらキャンパーバンとテントで少し生活に近い程に泊まらせてもらいました。
 無事に音楽フェスティバルを終えて撤収するまでは、キャンパーバンかテントのどちらかに泊まる生活で、初めは戸惑いましたが、凄くリラックスする事が出来ました。

 その後音楽フェスティバルのイギリス会場から、そのキャンパーバンを使って、ウェールズの山奥に移動して、音楽アーティストの人の家に、キャンパーバンで3名で赴いて、ベジタリアンである家主(ヒッピー的な暮らしぶりをしている夫婦宅)に食事やお酒を楽しみながら、夜中まで語り合ったり、星を眺めたりして過ごしました。
 夜中過ぎになってからは、3人で赴いたうちの旦那さんのほうが、私の為に、キャンドルや白熱球のあたたかみのあるライティングがしてある、キャンパーバンの後ろの特別ベッドを用意してくれて、そこで独りでゆっくり寝る事が出来ました。

 イギリス人の、音楽アーティストや映像アーティストの人達の生活ぶりは、キャンパーバンを所有して、ベジタリアンの人達が多く、各所を回るのが流行りというのか、日常生活の楽しみ方の一つとして定着しています。
 日本の車事情とイギリス人の車事情はかなり違って、家が無くてもキャンパーバンだけで暮らして行ける様な感じで、そういう生活をしている人達の間に産まれた子供たちが、自然にそういう生活で育っているので、その文化が受け継がれている様です。

 キャンパーバンといっても、日本やアメリカの様か、設備が完璧に整ったラグジュアリーなキャンパーバンではなくて、普通のバンをコツコツと改造し、社内をライトアップしたり、音楽が綺麗に聞こえる様にスピーカーシステムを搭載してあったりと質素な、心地よく眠れる様にカスタマイズしたもので、車のDIYという感じで、とても楽しいおもてなし感の溢れるキャンパーバンでの車内泊でした。