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重要なメインストーリーが2つ絡まった、りゅうおうのおしごと! 12巻は最高です。

おすすめする本

りゅうおうのおしごと! 12 | 白鳥士郎


51歳 | 男性 | 自営業 | ベスパ

読み終わって鳥肌が立ちました。奨励会編を締めくくる重要な巻でした。読み始めの銀子と八一が将棋会館に行ってイチャイチャするくだりも良かったです。とても甘い空気感で最高でした。銀子ちゃんと八一が遂にくっつく事になって、銀子ちゃんを見守るように読んでいた私にとっては、ほっとする内容でした。

八一の弟子である雛鶴あいと夜叉神天衣ちゃんも八一に思いを寄せていたので、どういうふうに描くのか興味深く読みました。八一の気持ちや自分が女流棋士である事の葛藤など複雑な心理が描かれていて良かったです。夜叉神天衣ちゃんが積極的にアクションを起こしていて、夜叉神天衣ちゃんのファンはたまらなかったのではないでしょうか。一番大切なものは相手から奪うしかないみたいな感じの下りも最高でした。今後の夜叉神天衣ちゃんの八一への接し方が気になるところです。

メインストーリーの三段リーグですが、プロになれるかなれないかの瀬戸際ですので、将棋界に詳しい人には、たまらない話です。年齢制限と将棋を指し続けたい気持ち、プロになれなかったら全てを失う状況がすごい重くて大変なストーリーでした。一人一人に感情移入してしまい、泣きそうになりました。