おすすめする本
山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた | 山中伸弥、緑慎也
33歳 | 女性 | 会社員 | えみり
私は科学の分野には疎いので、普段だったら絶対に手に取らない本。でもこの本は、あの芦田愛菜ちゃんが良本として薦めていたので読んでみることにしました。難しい単語や内容ばかりで読み進められなかったらどうしよう、と不安だったのですが、読んでみると、山中先生の人生をベースに展開されていくので、とっても興味深くどんどん読み進めることができました。
山中先生は研究医になられる前は整形外科の臨床医でいらっしゃったのですね。そこで多くの患者さんと接しながら手術もされてきた。その中でご謙遜もありますが、器用でないから整形外科の臨床医は向いていない、と研究医の道を志されました。様々な研究機関、それこそ日本国内だけではなくアメリカ・サンフランシスコに渡米されたり、一時はご家族と離れ離れになって暮らして研究に明け暮れたり、と山中先生の人生をのぞき見している感じがしてとてもわくわくします。
第二部では先生のインタビューが記載されています。大阪のご自宅から電車で通勤されて、電車の中でメールチェックをされたり英語の勉強をされたりと、ノーベル医学生理学賞を受賞したとは思えない、地に足のついた生活をされていることにとても驚かされました。