旅行先
祖谷渓谷 | 徳島県三好市
東京都 | 会社員 | 43歳 | 男性 | にゃむ
平安時代の末期に、源氏と平家が戦った源平合戦で、敗れた平家が落ち延びたと言われる、「平家の落人の村」である
祖谷渓谷を旅してきました。
四国の大河「吉野川」の源流に当たり、中国の水墨画を思わせるような、ダイナミックな岩の間を渓谷の激流が流れる
地形の険しいところです。そこに掛かる「祖谷のかずら橋」は、昔ながらのかずらで編んだ吊り橋で、四国でも有数の
観光スポットになっており、ミシュラングリーンガイドの二つ星も獲得しています。
また、険しい傾斜地にできた集落の暮らしぶりは、追っ手を逃れて隠れるように住んでいた昔日の文化を色濃く残しています。
傾斜地で畑作を行う独特の農法が、「にし阿波傾斜地農耕システム」として世界農業遺産に認定されていて、冬場には
カヤを編み上げた「コエグロ」が、その独特の風景を演出しています。
さて、この祖谷渓谷では、川下りも楽しめるほか、ラフティングやカヤックといった川遊びのアクティビティが充実
しています。なにせ、ラフティングの世界大会が開かれたうえ、ラフティングの日本代表チームが移住してこの地で
訓練しているくらい、日本でも随一のメッカになっています。
特に初夏から初秋に掛けては、ラフティングやカヤックなどの川遊びアクティビティもオススメできます。
さらに、吉野川支流の渓谷をまたぐジップスライド(自然の中に張ったワイヤーを滑車で滑り降りていくアスレチック)
のある、フォレストアドベンチャー・祖谷は、この地の豊かな渓谷の自然を存分に満喫できるアスレチックが揃っています。
山を少し降りたところに池田という町があり、宿泊や食事は池田で取るのもオススメです。
かつて、桑田・清原を擁するPL学園との対決でも有名になった、「やまびこ打線」で知られた徳島県立池田高校のある町で、
古民家ステイのできる旅館・ゲストハウスもあり、またフルーティーなテイストと独特のラベルが印象的な酒蔵「三芳菊」
があり、池田ならナイトライフもエンジョイできます。
自然を堪能する旅には、オススメの場所です。