最近また新刊が発売されて話題になったほどの人気のライトノベル「スレイヤーズ」

スレイヤーズという作品を読んだ感想ですがこの作品のすごいところは王道のRPGのようなファンタジーをやっているようで
やってないところがすごいと思いました。特にそう感じたのがストーリーの序盤で魔王と戦いなんとか倒すという展開になるのですが、その後も面白くストーリーを展開させているのがすごいと思いました。

普通は魔王を倒してしまったらその後の戦いの消化試合感がすごいものですがそう感じさせない設定がすごいと思いました。
中でもそう思ったのが主人公が魔王を倒せたのは魔王を越える存在の力を借りてそれでなんとか倒せたという設定で基本人間の力では魔王どころか高位魔族に勝つことも厳しいというのがあったおかげでその後のどう考えても魔王よりも格下の相手との戦いも楽しめました。

また、高位魔族ほど人間に化ける能力も高く戦闘能力が高いだけでなく知力も高いことで色んな謀略を考えて
いるのも物語に深みが出て良かったと思いました。

魔王を倒すまでは正直魔族にあまり深みがないと思っていたのですが、魔王を倒してから魔王の腹心の部下5人がいるという設定も良かったです。この5人が魔族トップ5という事もあって知性も高くとんでもない力を持っているのも魅力でした。