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平均結婚式費用が年々増加しているのはなぜ
昨今では年収200万円男子も少なくありません。しかしそんなデフレの時代に年々景気良くなっているものが！
結婚式費用総額
2010年 平均 326万円
2012年 平均 344万円
年々増えているようです。
これにはいくつかのカラクリがあるので紐解いていきましょう。
まず若者の収入が少ないのに結婚式費用が年々増加している原因は、低所得者層の脱落である。
お金がなくて結婚式を挙げることができない層が結婚届だけ提出して終わりというパターン。安い結婚式しか挙げられないなら挙げない方がマシと考える人達です。もちろん今までもそういった層は一定の割合でいるものですが不景気の影響で更に増えたと考えられます。
では結婚式はお金持ちだけのものになってしまったのか？そうではありません。ここに大きな結婚式費用年々増加のカラクリが隠されているのです。
お金がなくても立派な結婚式を挙げる裏ワザ
結婚式に350万円かかるとします。手持ち資金が150万円の場合、200万円足りません。この足りない費用を参列者がまかなうのです。それが結婚式マジック。
一人呼べば3万円持ってきてくれます。200万円分なら67人呼べば大丈夫です。手持ち資金が100万円しかない場合はどうすればいいでしょうか？足らずの250万円分84人呼べば大丈夫です。
これがお金がなくても挙げられる結婚式です。もちろん350万円もかけなくても現実的に考えると300万円で手持ち120万円で親兄弟や上司から少し多くもらえるので50人呼べば立派な結婚式を挙げることができるのです。
それすら実行できない人が増えているから平均総額がどんどん上がるわけです。カラクリがわかれば誰でも結婚式は挙げられますね。
ブライダル業者はお金を持ってないカップルに対しては「友達をたくさん呼びましょう」と提案するわけですw
「友達の数＝豪華な結婚式」という構図が見えてきたと思います。
ご祝儀貧乏はこうして生まれる
最近身の回りでよく聞くキーワード「ご祝儀貧乏」。これは先ほどの説明でもあったように豪華な結婚式やお金がない結婚式の補填要員として呼ばれることで起こる悲惨な現象です。
特に最近ではFacebookをはじめSNSが盛んです。SNSから繋がってリアルで会う友達も多いでしょう。逆に従来なら疎遠になってしまいそうな関係の友達もSNSの充実で繋がり続けているということも。
これがご祝儀貧乏の元になってるんですよね。ゲストをたくさん呼べば自己資金が少なくても大丈夫という結婚式ではいかにして「繋がりの薄い友人」をたくさん呼べるかに武運がかかっております。
「今月もまた結婚式3件あるよ〜」と嘆く前にその友人は本当に結婚式に呼ばれるぐらいの友人ですか？キッパリと断ってもいい関係なら断るべきでしょう。特に学生時代同じクラスの仲良しグループだったけどプライベートでは1回も遊んだことないような人とかww
ご祝儀の相場はこちら
これを見るとやっぱりオカシイ。デフレの時代なのにご祝儀の相場は変わらないww 最近では「月末に振り込みます」とか「出世払いでm(；；)m」とかいう強者もいるようですが基本的にはその場で決済ですよ。
この変わることのない祝儀の相場というのも結婚式費用総額の平均値を年々増加させる要因にもなっているんでしょうね。景気に応じて変動してくれたら嬉しいのですが・・・。
結婚式を挙げると離婚率は下がる
これは本当に良くも悪くもな話ではあるが結婚式を挙げた夫婦の離婚率は結婚式を挙げなかった夫婦より低いのである。
既婚カップルは約6割が挙式披露宴を行っていますが、
離婚カップルは約4割にとどまります。
また、結婚式を入籍のみで済ませたカップルのうち、離婚した人は約3割。
興味深いことに年代別でも同じような結果が出ているそうで、
「結婚式をしたほうが離婚しにくいかも」ということが浮き彫りになりました。
みんなのウェディングより抜粋
そりゃ盛大に結婚式、披露宴を開けば離婚もしにくくなりますよ。
ホリエモンのように結婚に意味を見出せない人もいますがまだまだ日本人は結婚するのが当たり前と考える人は多いです。離婚を前提に結婚する人はいませんが「離婚できない結婚」は苦しいと思います。結婚前に同棲期間が長かったとかならわかりますが、結婚して初めて一緒に暮らすというカップルにとっては自分と違う人と生活を共にするわけです。気に入らないこともたくさんありますし折れなくてはならないこともたくさんあります。「もうムリ！ストレスで死にそう。」という場合もあるかも知れませんが盛大な結婚式に首を締められて離婚に踏み切れない人もたくさんいると思います。
簡単に結婚離婚を繰り返すのはどうかと思いますが離婚したくてもできない要因になるぐらいなら結婚式はいらないですよね。
というお話で締めさせていただきます。