車中泊の場所と車種
静岡県富士宮市 | アストロタイガー | 2人
神奈川県 | 自営業 | 45歳 | 女性 | ぱるちゃん
かれこれ10年以上前の思い出になりますが、夫と二人で「富士山に登ろう!」と思い立ちました。
でも、山小屋がどこにあってどんなものなのかよく分からなかったので、車中泊をすればいいだろうと、夜、キャンピングカーで富士山に向かったんです。
登山口にある駐車場に到着したのは真夜中。
数時間後の朝一の登山スタートに備えて、その日はすぐに車中泊で眠りにつきました。
そして朝。
富士山五合目駐車場からのご来光を見て登山開始!
山登りはまったくの初心者だったので、ペース配分も分からず、すぐに足が痛くなって休んでばかり・・・
装備も普通のスニーカーで、ちょっと富士登山をなめていたなぁと反省しましたが、なんとか夕方には頂上にたどり着くことができました。
しかし、すでに日がかげり始めていたので、頂上でゆっくりすることは全くできずにすぐに下山。
途中で道に迷ったりしながらも夜遅くになんとか駐車場まで戻って来れました。
もう一歩も歩けない位に疲れ果てていたので、そのまま車の中でバタンキュー。
とにかく眠って休みたかったので、快適なホテルのベッドよりも、今すぐ眠れる車中泊の車の中が最高にありがたく感じました。
1日汗をたくさんかいて、岩を掴んでよじ登ったりしましたし、富士山の斜面の転げるように駆け下りてたので全身砂埃まみれ。
本当はお風呂に入ってから眠れるとよかったですが、車で移動する気力もなかったので、車中泊した翌朝、朝ごはんも食べずにまっさきに一番近いスーパー銭湯に駆け込みました。
大きな湯船で筋肉痛になりかけの脚をモミモミとマッサージして、「富士山に登れたなぁ~」と充実感に浸れた瞬間は、今でも脳裏に思い浮かぶ印象的な出来事です。
宿泊施設選びをする時って、ベッドがどんなものか?お風呂はどんな感じか?というのが大事なポイントになったりしますが、
この車中泊の思い出は、「寝たい時にすぐに眠れる」&「朝一のすいた時間に広々と入れるお風呂」という事で、車中泊ながらかなり満足度が高いお泊りとなりました。
高級旅館もいいですが、自分たちの好きな様にアクティブに行動できて、ちょっと変わった体験ができる車中泊の旅って、私は好きです。