諏訪湖SAは温泉付き!疲れが吹っ飛びました

車中泊の場所と車種

中央自動車道・諏訪湖サービスエリア(下り線) | シトロエンXM | 2人


神奈川県 | 主婦 | 66歳 | 女性 | 旅するアヒル

20年ほど前のこと、私たち夫婦(と息子1人)は信州への移住を考え、ほぼ毎週末、かの地へと出かけておりました。ある秋の金曜夜もそうでした。仕事を終え、コンビニおむすびをぱくつきながら、松本のホテルに22時到着を目指して中央道を驀進中だったのですが…。
なんと息子が「眠いよ~車を止めて寝かせて」を連発。彼も疲れていたのでしょう。これ以上のドライブはかわいそうに思い、最寄りの諏訪湖SAに車を入れたのが21時。車中泊などという言葉は知らないまま、ホテルをキャンセルし、車に積んでいたひざ掛けやタオルケットを総動員して、子どもと3人、車の座席を平らにして眠りにつきました。
駐車場に入ってくるトラックなどの振動で眠りは浅かったのですが、翌朝、息子の「おはよう!早く起きて」の声で目が覚めました。元気を取り戻した息子と3人で車を下りて眺めた諏訪湖のなんと美しかったこと!
諏訪湖SAに寄るのはこの時が初めてでした。SAだけあってレストランを含む大きな施設でしたが、何より驚いたのは、温泉施設があることです。オープンまでしばらく待ちましたが、女湯、男湯に分かれて家族全員入りましたよ!お湯は、上諏訪温泉から引き湯したアルカリ性単純泉。建物はこぢんまりしていて、新しくはありませんでしたが、一番乗りしたため独り占め状態。熱めのお湯でシャキッとした気分になりましたし、狭い車中に3人で横になった身体の疲れも吹っ飛びました。お風呂からの諏訪湖の眺めも◎でしたが、私たちは松本へ急ぐためまたもやおむすびを買って出発しました。
後から知ったのですが、諏訪湖サービスエリアの下り線は、高速道路のSA、PAの中でも絶景ランキングベスト5入りの常連で、わざわざこちらに立ち寄ったり、温泉もあることから、最近では車中泊されるツーリストもたくさんおいでとのこと。さすがに私たちの車中泊はこの時の一度きりですが、早朝に見た、湖面が朝日でキラキラ輝き、車山から遠く八ヶ岳まで見渡せて、これぞ信州!という絶景は、今でも家族の語り草になっています。