車中泊の場所と車種
三重県亀山市 | エヌボックス | 2人
京都府 | 会社員 | 25歳 | 男性 | はんなり営業マン
大学1年生のある日でした。私はバレーボール部に所属しており夏になると毎年8月になるとビーチバレーの全国大会が開催されていました。それぞれの地域で予選を勝ち抜いたペアが神奈川県で全国大会をします。
私は1年生だったので試合には出れませんでしたが先輩ペアのマネージャー(けがをした場合の補助選手)としてついて回っていました。私が付いていたペアは見事全国出場の切符を手に入れました。
自分の大学からはもう一組全国が決まり同じく同級生に補助選手がついていました。
なんと、この補助選手も神奈川までついていくのです。楽しみもありましたが不安もありました、それは金銭面です。
当時1年生は部活動の業務でアルバイトが禁止されており、金銭には余裕がありませんでした。
通常はホテルなどを取るのですが、私とその同級生二人は一番安いレンタカーを借りてとにかく使うお金を最小限にしようという話になりました。
現地集合であったのが助かりました。
そして前日の夜9時に大阪を出た私たちはなんとか朝に神奈川に到着。
残念ながら先輩たちはあっさり午前中で負けてしまいました。
その後、普通は試合観戦をしたりして神奈川で一泊して帰るのですが、正午に解散を告げられた私たち2人はこう思いました。
「今から帰れば節約できる」
すぐに出発し、大阪へと一直線に向かいました。しかし、高速代をケチっていた私たちは
思った以上に進めず、夜の10時には三重県までしかたどり着けませんでした。
前日寝ずに運転していたこともあり体力は限界でした。そこで一旦車中泊をしようとなりました。
初めての車中泊ですが中々体制がうまくいかず、寝付けませんでした。
私の同級生は寝れないと車を飛び出し近くの公園の滑り台で寝始めました。
警察でも来たらどうするのかと怯えながら(悪いことはしていません)朝の5時に目が覚めました。
体は痛かったですが貴重な経験をしました。10時には大阪に無事に着き、一件落着でした。
思ってもいないような車中泊でしたが何事もなく、節約もできたと2人で喜びました。