強さってなんだ！？を考えさせてくれる漫画「CODE:BREAKER」

「CODE:BREAKER」の文字からある程度予測をつけて読み始めた漫画でしたがラストが良い意味で裏切られた！と思う漫画でした。
一般人にはない異能という能力を持つ悪を裁く者たち（CODE:BREAKER）と誰であっても人殺しはいけない事だと主張するヒロインが、それぞれの概念を貫き通しながらひとりひとりの人間として成長していくストーリーです。
能力の設定は、現実的で科学的な考え方をする一方で、主人公たちの言動などは漫画らしいコミカルなものも多いです。
漫画のラストがとても気に入っていて、CODE:BREAKERの1人とヒロインが人間として異性として離れがたいと思うほど相思相愛であるにもかかわらず、それぞれの信念を貫き通すために別々の道を歩みます。道は違えど目的は同じで達成するための方法が違うため、出会うことはおそらく今生ではないだろうと推測できますが、互いの気配を感じられるような距離感を保ちながら生き抜くだろうという描写があり、健気でありたくましくもあり美しいと言える姿に漫画のキャラクターではありますが素直に尊敬できました。
漫画やアニメにありがちな、適当に結婚して、はい！めでたしめでたし！という終わり方ではないところがオススメポイントです。是非読んでみてください！