話題の百合漫画「やがて君になる」を読みました。独創的な恋愛物語に感動です。

おすすめする本

やがて君になる | 仲谷鳰


29歳 | 女性 | 会社員 | とあるさん

七海燈子先輩と小糸侑の恋愛物語です。燈子先輩は好きという言葉に縛られたくないし、侑は好きってどういうこと?という子です。
女子×女子の物語というだけでワクワクしながら読み続け、最終巻を読み終わったときには寂しくもあり、二人の良い結末、未来を想像することができて大変有意義な読書体験でした!
結末として、好きを知らない少女は、燈子という本当に好きになれる人を見つけることができて幸せになり、読んでいる私もよかったね〜という友達感覚の感想を持ちました。また燈子に対しても共感を持ちました。好きって、その好きな部分がなくなったらもう私のことは好きじゃなくなるんでしょ?だったら好きにならないで!という、この本を読んでなるほどな〜たしかに!と普段恋愛について深く考えてこなかった私の心は揺さぶられました。好きになるって義務的になるもんじゃなく、お互いを尊敬し合い、足りない点を埋め合うことで好きに近づくんだなぁと思いました。
二人で歩んでいくことを決めたその後をもっと見たい!仲谷先生続編を何卒!という気持ちです。
佐伯先輩にスポットを当てたスピンオフ作品が出ていますが、そちらと侑・燈子の物語をもっとリンクさせた続編が読みたいです。
恋愛について新たな気づきをもたらしてくれた「やがて君になる」に感謝しかないです。