おすすめする本
四月は君の嘘 | 新川直司
25歳 | 男性 | 学生 | ニック
以前、映画にもなった「四月は君の嘘」を漫画で読みました。
山﨑賢人主演での映画になったのでも話題を集めましたが、当時はありきたりな青春ラブストーリーの一種だろうと思って、漫画を読むことも、映画を見ることもしなかったのですが、ふと今になって、よい漫画はないか探していたときに高い評価を受けていた本作品に出会いました。
読みはじめると、止まらなくなり、全話一気読みしてしまいました。
全話でも40話ほどですぐに読めます。
本作品を魅力的にしているのはなんといっても、絵での表現の素晴らしさです。
音楽をテーマにしている本作品で、視覚に作用して、絵を駆使して音楽を表現するのは並大抵のことではないとおもいますが、新川先生の音楽の表現はこれまで読んできた音楽に関する漫画のなかではずばぬけていて、読みながらも、音が聞こえてくるようで鳥肌が止まりませんでした。
ピアノを習ったことのある人、音楽に携わったことがある人ならのめりこむことまちがいなしです。さらに、この漫画のよいところは、恋愛に関する純愛さがにじみでているところ、恋愛、人と人の関わりの暖かさを改めてかんじ、そのあたたかさに触れることで、自然と涙があふれてきました。終わりまで、飽きることなく、最高の作品です。