神戸三宮で集客のお手伝いをしている(敷居の低い)会社です

少し前に映画になった「娼年」 性について考えさせられる…素敵な小説です。

おすすめする本

娼年 | 石田衣良


30歳 | 女性 | 会社員 | 理絵

田衣良さん作「娼年」
私はこの小説をお勧めします!

その理由ですが、
まず、この「娼年」という本。
簡単にいうと性の考え方、当たり前のことや世間では普通と言われている事が普通ではない…そんな事を考えさせれる内容です。

主人公は恋愛や大学生活にも疲れた、リョウという主人公です。
ある日、リョウのバイト先のバーに会員制ボーイズクラブのオーナーの御堂静香という女性が現れる所から話は進んでいきます。

とある事から御堂静香から「娼夫」の仕事を紹介されたリョウは戸惑いながらも娼婦の仕事を始め
出会っていく女性の中に潜むさまざまな性の欲望の不思議に魅せられていく…
そんなストーリーです。

主人公のリョウはいろんな女性と仕事として関係を持つのですが
私がこの中で印象的だったのは、人によって色んな性の考えを持っている人がいる、という点です。
リョウの仕事相手は20代の若い女性から70歳のおばあさんまでです。

その中には自分の体型に自信がなく、ある理由からリョウの身体のスケッチをしたい、という女性や
40代までバリバリで働いてきて未だに処女の、女性もいます。

リョウの仕事は性を売り買いする仕事ですが
この本は決していやらしい話しだけではなく、様々な人間がいて、色んな考え方や生き方があり、それでもいいんだ。
と思わせてくれる作品です。

「娼年」「逝年」「爽年」と3部作で続く本ですが
いつ読んでもその度に考えさせてくれる良い本です。

以上、私のお勧めしたい「本」でした。