トランシーバーといえば警察やタクシーが思い浮かぶのだが、ちょっとマニアックな部分ではサバイバルゲームなどで使用されております。
どういうものかというと、同周波数帯に向けて一斉に音声を配信できるのがトランシーバー。
しかしこの方式だと遠く離れた場所までクリアな音声で伝えるのは難しいのである。
そこでKDDIが発表したのがLTE通信に対応したIPトランシーバーである。距離が遠いからといって携帯で電話できないことがないように、この方式ではどれだけ遠くに離れていても通信できるのだ。
しかもサバイバルゲームや屋外のイベントなどで天候が悪くなったとしても通信に影響はない。
何よりおもしろいのは、従来のトランシーバーでは誰かが喋ってる時に他の人は喋れませんでした。なので自分が喋り終えたら最後に「どーぞ」と一言添えなければならなかった。
IPトランシーバーではそのようなことはないのだ。携帯電話と同じなので双方が自由にお喋りできる。被せ気味で喋るおばちゃんがたくさんいたらそれはもう大変なことになるだろう。
しかし、一つ問題なのが、トランシーバーってリアルタイムで音声を伝えることができるのに対してIPトランシーバーはもしかしたらただの複数同時通話電話なのかも知れない。
それであればスマホアプリのカカオトークを使えば5人までの複数人通話にも対応している。。。
従来のトランシーバーと違って「着信してから受話器を取って話す」という流れであれば特に必要ないのではないだろうか。
しかしKDDIが今更そんなスマホアプリで対応できるようなアイテムを発表するわけもないので期待して詳細を待つことにしよう!
ちなみにわたしならこう使う。
老人ばかりの集落の各家庭にひとつずつ配って、立ち上がるのも大変な人でも寝たままみんなと会話したりできるようになればいいかなと。ボケ防止にもええと思います。
井戸端会議@各々の家