JR姫路駅は在来線として「山陽本線」「播但線」「姫新線」が乗り入れている兵庫県西部のスーパーターミナル駅です。
在来線に加えて新幹線も乗り入れているので非常に便利な駅なのです。
ちなみに姫路駅より東を神戸線ともいいます。
目次
播但線と姫新線でICカードが使えるようになった
2016年3月26日から播但線と姫新線でICOCAやPiTaPaといったICカードが使えるようになりました。
今まではICカードに対応しておらず、山陽本線利用者にとってはとても不便だったのです。
神戸からICOCAで乗車して姫路駅で播但線や姫新線に乗り換えるということができなかったのです。。。
その不便な部分を解消するために導入された自動改札機！
ICOCAだけでなくPiTaPaも大丈夫ですよ〜。個人的には私鉄利用時に自動でチャージできて後払い自動引き落としのPiTaPaがおすすめです。
ちなみにこの自動改札機は残高不足などでエラーが発生した時にドアが閉まるような機構ではなく、あくまで切符の代わりにICカードを使いたい人用であります。
ちゃんと残額も表示されるので安心ですね。駅でチャージできます。
ここでちょっとした疑問が出てきます。
播但線と姫新線は更にキセルし放題になったんじゃね？
自動改札導入で「切符」を持たずとも乗車できるようになった播但線と姫新線。
以前からキセルは多かったと思いますが、ICカード導入で「どこから」「何円分」買ったかが記録されている切符を持たずに乗車できる状況が可能となったので車掌の見回りでは不正を発見できません。（ICカード読み取り機とかあるのかな？よくわかりません）
例えばICOCAやPiTaPaを持ってて大阪から120円の切符を買って、切符で改札を通って播但線の駅で降りることも可能です。（夜間は駅員いないのだ。昼間の乗客少ない時間帯は車内で切符見せてちょ〜タイムが発生することもあります）
つまり、誰も何もわからないまま悪事を働くことができてしまう状況になったのです。
だがしかし！！！ここであの謎の姫路駅ダブル改札！！
播但線・姫新線へ通じる謎の改札は不正防止のためにあったのだ！
（↑すみません。まだ工事中の古い写真しかありませんでした・・・今は横一列に敷き詰められており、播但線・姫新線ユーザーは必ずこの改札を通る必要があります）
定期的に播但線や姫新線を利用しているユーザーは気づいていたと思いますが、播但線・姫新線のホームに通じる通路にズラ〜っと改札機が準備されておりました。（3月26日から正式OPEN）
この改札機はいわゆる「不正乗車防止」のためにあったのです。
播但線・姫新線ユーザーは最寄り駅から切符を買って乗車する場合、姫路駅到着後に播但線・姫新線ホームから降りた時に一度この改札で切符を通し、通した切符をピックアップして、もう一度姫路駅から出るための改札口で切符を通します。
ここでやっと切符を回収される仕組みです。
【例）福崎駅乗車で姫路駅下車の流れ】
福崎駅で切符を買う > 電車に乗る > 姫路駅到着 > 最初の改札に切符を通す > そのまま出てきた切符を抜く > その切符を姫路駅から出る改札口に通す > 姫路の街を楽しむ
播但線と姫新線は山陽本線とは別次元の乗り物で、「姫路駅」に入る（または姫路駅から出る）ために一度改札を通る必要があるのだ。
これはICカードも切符も同じ流れです。
本日ビックリしたのは「播但線の改札口」で切符を通して出てきた切符を取らずにそのまま「姫路駅の改札口」へ向かう人がいた。その後どうなったのか・・・
いや、普通なのだ。その思考が普通なのだ。
だが、播但線と姫新線は違う！今まで以上に難しい乗り物へと変革を遂げたのだ。
播但線・姫新線がキセルを防止するためには
先述のようにどこからでも120円で播但線・姫新線の駅まで帰られてしまうキセルを防止するためには仕方ないのだ。ダブル自動改札は不正防止のための苦肉の策なのだ。。。
でも次に気になるのは、例えば大阪から120円の切符を買って乗車して播但線や姫新線に乗り換えるというシチュエーションではどの段階で残額を支払うことになるのだろうか。
某駅の駅員さんに尋ねたところ、播但線・姫新線での夜間の駅員配備は今までどおりナシの方向らしい。
となると、やはり姫路駅で一度精算という形が一番いいと思う。実際にたぶんそうだろう。ということで今度検証してみよう。