その押さえたら良くなる頭痛や吐き気は慢性腎臓病かも

その押さえたら良くなる頭痛や吐き気は慢性腎臓病かも

今日本人の大多数が悩んでいる症状の一つに頭痛があります。

実に日本人の500万人以上が悩んでいると言われております。
しかし、その頭痛も実は違う病気の小さなサインかも知れません。
こんな経験があれば要注意です。

痛む場所を押さえると良くなる頭痛

新しい環境や不慣れな仕事などによる過度なストレス、外食を続けているとおでこから目頭にかけての頭痛が・・・
この頭痛、ギュッと指で目頭を押さえると収まる。。。

しかし30分もするとまた痛くなる。これの繰り返し。

痛みとしてはおでこを紐で締め付けられ、頭蓋骨に食い込むような痛み。

一体この頭痛は何なのか

また、この押さえると良くなる頭痛の特徴としては普段からお酒を飲んでいる人でもビール1杯目で吐き気がしたりと。。

この程度の症状なら体調が悪い時によくあるので放っておく方が多いですが、頭痛が頻繁に起こるようになったりしてませんか。
しばしば吐き気に襲われるようになっておりませんか。
頭痛と吐き気に加え熱っぽくなることはありませんか。
視界の一部が欠けて見えづらくなったりすることありませんか。

これらの症状が出たら危険度マックスです。

慢性腎臓病の可能性大です。

慢性腎臓病とは

血液を濾過しキレイにする役割の腎臓の動きが徐々に低下していく病です。
日本では1300万人以上がこの慢性腎臓病だといわれております。
しかし初期段階では自覚症状がなく、よくある不調程度なので生活習慣の変化等で自然と治ったりもします。

1300万人のうち実に成人の8人に1人が発病しております。
また年齢と共に発症頻度が上がる病気なので、50代では5人に1人、60代は4人に1人という高齢者では当たり前のような病気となっております。

しかし侮ってはいけません。気付かずに放っておくと尿毒症を発症し死に至る可能性もある怖い病気です。

慢性腎臓病の主な原因

主な原因は偏った食事飲酒運動不足といった生活習慣の乱れです。
思い当たるふしがある方はたくさんおられるのではないでしょうか。。。

同じ頭痛でも、よくある不調時の頭痛ではなく、押さえると痛みが良くなる頭痛こそはこの慢性腎臓病のサインです。

また、慢性腎臓病の症状である頭痛は腎機能低下により貧血が起こり偏頭痛が起こります。
吐き気と目の異常も貧血によるものです。

早期発見をするには、時間が経っても消えないむくみに気をつけていてください。
腎臓の働きのひとつに体内の水分・塩分を調節するという機能があります。
残念ながら腎機能が低下している時は体がむくんだ後しばらくむくみ続けます。

※長時間移動時などで長く座っていて足がむくむのは重力の関係上誰にでも起こる生理現象であるから問題はありません。

慢性腎臓病によるむくみ

・朝起きてもむくんでいる
・午前中からむくんでいる
・むくんだ場所を押しても数時間戻らない
・靴下を脱いでも跡が消えない
・足だけではなく顔や体中がむくむ

このような症状が現れた時はスグに病院に行ってください。

押さえたら良くなる頭痛というのは実は怖い慢性腎臓病かも知れないということだけでも覚えていただけたら幸いです。