おすすめする本
希望の資本論 | 池上彰、佐藤優
40歳 | 男性 | 会社員 | ぽぽんのぽんっ
仕事は一生懸命頑張っているのに、給料は増えるどころか減るばかり…。
なんで?これってもしかして…資本主義の限界???
なんとこれは今に始まったわけではなく、もう第二次世界大戦前からずっと、
ずーっと言われ続けてきたことなんです。資本主義の制度にいつか限界が来ることなんて、
今からおよそ150年前に既にマルクスに予言されていた…。
世界の中で社会主義を最先端でリードしてきたソビエト社会主義国連邦。
それに対抗し、資本主義国家のリーダーともいえる存在、アメリカ合衆国は
手厚い社会保障制度など、資本主義制度中で生じる格差の是正を大々的に進め、
社会主義よりも優れていることを全世界にアピールしてきました。
しかし、ソ連が崩壊してはや30年、資本主義の勝利を確信したその日から
ボロボロと落ちてく資本主義の化けの面..。これまでの社会保障制度は収束し、
先進国では富裕層と貧困層の所得格差が年々広まっていくばかりです。
かつて、ソ連社会主義崩壊とともに必要がなくなったと言われる名著、
マルクスの「資本論」がこのような時代背景で見直されつつあり、
また、新たにピケティの「21世紀の資本」が注目されています。
テレビでおなじみ、ニュース解説者・池上彰と、元外交官で鈴木宗男氏とも関係の深い作家・佐藤優。
この2人の対談形式で、マルクスの「資本論」、ピケティの「21世紀の資本」をもとに、
資本主義制度の問題点や今後の展望について鋭く、深く追求していきます。
私たちが今後、資本主義という制度の中でどうあるべきか、道筋を示してくれる1冊の本です。