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正に英雄譚という感じで、のめり込めるファンタジーで面白いです。

おすすめする本

ロードス島伝説 | 水野良


41歳 | 男性 | 自営業 | インギー

同じく水野良さんが手がけた「ロードス島戦記」のなかで取り上げられている伝説を描いた作品で、スカードという小国の皇太子ナシェルが主人公のファンタジー作品です。
そして、魔神と人類の生き残りをかけた戦いが、壮大なスケールで描かれていて、面白くて引き込まれると思います。
敵となる魔神はナシェルの父親が、ナシェルに世界をとらせたいと思い、その野心のために開放してしまい、その魔神をナシェルが倒すために奮闘するということで、因果を感じさせるところも大きな見所だと思います。
ナシェルに協力する英雄たちも、バラエティー豊かな感じで個性豊かで魅力的です。
まずは、ファーンという神聖王国ヴァリスの聖騎士がいて、清廉潔白という感じで正に絵に書いたような紳士で、騎士としても優れていて、次の王候補です。
ファーンと対照的なのがベルドという傭兵の戦士で、百戦錬磨で最強という感じで、ものすごく強いですが、破天荒な感じで野性的です。
また、荒野の賢者という頭脳明晰な優れた魔術師もいます。
そして、ニースという女神の生まれ変わりというマーファの神官がいたり、フラウスというファリス教団の神官戦士がいたりという感じで、魅力的な女性キャラもたくさん登場します。
そして、それぞれが特技などを活かして、ナシェルと共に魔神に立ち向かいますが、予想外の困難の連続で、奮闘する感じが感動的でのめり込めます。