言い訳にはヒントがたくさん詰まっているのかも

最近よく考えていたことがあったので忘れないうちにここに記しておきます。

上司が部下を叱責するシチュエーションの多くで、言ったら怒られるので言わないけどいろいろと「言い訳」があると思う。

例えば「なぜ目標の売上に達しなかったか」なんてものはどこの会社でもありえるだろう。その言い訳として考えられるのはこんな感じだろうか。

・そもそもの売上目標が高すぎて達成できるはずがない
・スタッフの病欠が多かった
・近所にライバル店ができた
・やる気が出なかった

他にもたくさんの言い訳が出てくると思う。

「そもそもの売上目標が高すぎる」のであれば、それをクリアできるだけの施策を考えたうえで目標を設定しなければならない。それは売上目標を作るマネージャーの仕事である。
自分を追い込んで売上アップ案を出せるような人ならいいが、そんな人はいない。焦って失敗するだけ。どちらかというと皆褒めて伸びるタイプ。それなら売上目標は低めに設定しておいたらいいと思う。自分の頭でいろいろ考えて売上を上げられる人は目標額に左右されず常に頭を働かせているから。
逆にどんだけ頑張っても案を出せずに周りの環境次第で売上がビュンビュン左右されるような人はマネージャーとして失格である。この場合「近所にライバル店ができた」ということで対策としては安売りセールぐらいしか思いつかない人だ。資質ゼロ。マネージャーとしての器ではない。

「スタッフの病欠」で売上が落ちるのも問題だ。末端プレイヤー全員が常に同じ仕事ができる環境さえ作っておけば1人や2人の病欠ぐらいなら対応できるだろう。飲食チェーンなどではスタッフが休んだ場合は社員がスタッフの代わりに働いたりしているが、完全にマヌケとしか思えない。どれだけの時給の差があると思っているのか・・・。社員は社員の仕事をしないといけません。考えるのが社員。動くのがアルバイト。

「やる気がでない」という言い訳なんて一番簡単に解決できると思う。どうすればやる気が出るか聞けばいいだけ。
給料アップを望んでいるのか休みを増やしてほしいのか。いろいろ理由はあると思うけど聞かなければ教えてくれないのだ。
給与交渉を持ちかけられた時はちゃんと話を聞いてあげればいいと思う。例えば、来月の売上をこれだけアップさせることができたら給料上げると約束すればいいのだ。もちろん希望の額まで上げるのに、継続してこれだけの売上を毎月欠かさず達成できなければならないという説明をすることも重要。バカな社員ほど売上=利益だと短絡的に考えてしまう傾向にある。毎夜飲み屋で開催されるグチ大会では「俺は月に500万円売上作って会社に貢献してるんだから月に300万円ぐらいもらえるはずだ!」とか叫んでる人は意外と多い。。。

という感じで言い訳にはたくさんのヒントが隠されていると思うのだ。

「言い訳するなー!」の一言で全て完結してしまう会社は気づかないうちにだんだん黒くなっているかも。

まずは社員やアルバイトの本音が聞き出せるような環境づくりからですね。