先日、たまたま立ち寄ったブックオフでたまたま見つけた「死ぬくらいなら会社辞めればができない理由」という本。何か知らんけど手に取ってみたくなるタイトルだったので少しだけ読んでみたら、マンガ!?
しかし、タイトルがタイトルなだけに、それぐらい追い詰められている人はマンガぐらいじゃないと読む気力もないのだろう。これが活字ばかりの難しいそうなフォントで書かれてたら助かるはずの命も助からないだろうと思った。
そんな自分は会社を退職して既に3年?4年?経ってるフリーランスです。今まで数社働いてきた会社もブラックとは言えないような会社でしたが、なぜかこの本は読んでみたくなったので衝動買いしてしまったのです。
定価1200円+税の本が100円や200円の本が並ぶ棚の中、中古で910円という貴族にしか買えないような価格。
まあでもメルカリで売ればいいかと思って買った。
実際に読み進めてみると、大部分がマンガなので1時間程度で読めた。
内容としては、そんなに頑張らなくても自分がブラック企業を辞めても会社に迷惑なんかかからんから、自分の命を最優先にして会社を辞めましょうというお話。
この本がスバラシイのは、実際にブラック企業に勤めている人はもちろんですが、その家族や友人、自分のように全く関係ない第三者が読んでも勉強?になるということ。
特に読んでほしいのはブラック企業の経営者。今後、こういう本がたくさん読まれることでブラック企業は淘汰されていくかも知れない。そうなる前に健全な経営に立て直さなければいけないという意味で経営者に読んでもらいたい。
そして、人の子の親。自分の子どもに先立たれたくなければこの本読みなさい。
仕事を辞めるのは勇気のいることだが、ブラック企業にジワジワ殺されるよりはよっぽどマシ。
責任も取ってくれない人の言うことを聞きながら勤め続けてはいけない。自分のことを一番知っているのは自分。ちょっとでも身体の調子が悪いと思ったらすぐに心療内科を受信しなさいと忠告もしてくれている。
フリーランスでほぼノンストレスの自分にとっても、もちろんプラスになりました。
変なクライアントはバッサリ切ればいいと思えるようになったし、抱えている事業のひとつひとつを考えても、辞め時(諦め時)は考えておかないとな〜とか思うようになりました。
とにかく、ブラックな状況というのは、人も会社にとっても良くないです。
誰が読んでもためになる本でした。
【死ぬくらいなら会社辞めればができない理由】