セブン&アイHDが本社社員(約500人)を対象に2018年3月1日から、8時/9時/10時の3パターンから出社時間を決めることができるようだ。
これは、日替わりで出社時間を変えるということも可能で、毎日違う時間に出社するということも可能。
しかし、1週間分を事前に申告しなくてはいけないので、完全なるフリーランス的な働き方ではなく、いわゆるフレックスタイム的なものです。
おもしろいと思ったのは、人によって住んでる地域も家庭の事情も異なるので、しばらくは自分の出勤しやすい時間帯を探すという期間になるのかな〜と。
混んでる電車を避けたい人や、子どもを保育所に送り届けてから出社する人など、様々な事情に対応できる。
そして、4月以降はセブン&アイHD参加のセブンイレブンジャパンの社員約9000人にも導入するようだ。
こういう働き方をする人が増えることで、都心部はもちろん、郊外でも満員電車のストレスなどから開放される人が増えるだろうな。
おもしろいデータとしては、
昨年7月に時差通勤を試験的に実施したところ、午前10時の出社を選んだ社員は約3割、8時は2割でそれぞれ残業が減ったという。
つまり、午前10時出社すると定時が19時となり、8時出社すると定時は17時となるのだ。(8時間+休憩1時間計算)
今までは、他の人が頑張って残業しているから自分だけ早く帰るわけにはいかないというしょーもないプレッシャーがあって帰られなかった層が、帰り安くなるというわけだ。
なので、10時出社の人も8時出社の人も残業が減ってるんだろうな。9時出社の人は、今まで通りのスタイルを壊したくない人だろうから、残業も今まで通り。
これだけのデータがあるのだから、ムダな残業に苦しめられているサラリーマン、ムダな残業代に苦しめられている経営者はこの制度を導入するべきでしょう。