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サラリーマンの弁当代
働くサラリーマンのランチ代は全国平均で570円です。
さらに、サラリーマンの約70%が昼食を500円以下で済ませているようです。
さすがに少なすぎると思うのですが、このデータほんとなのかな?
本日は、そんなサラリーマンのランチがターゲットなのにやたらと高すぎる弁当を売っている飲食店ってなんなの?という話です。
コロナの影響でしんどい時だからこそ、飲食店の方にはいろいろ考えてもらいたいのです。
高くても食べたい弁当はある
これは前提としてですが、高くても食べたくなる弁当はあるという話をしておかないと怒られると思ったので書いておきます。
贔屓にしている店の弁当
いつもお世話になってたり、友人が営んでいる居酒屋の弁当であれば応援の意味を込めて1000円でも2000円でも払うというのが愛でしょう。
こういう支援の仕方は素晴らしいと思いますし、自分も応援します。
普段食べられない高級店の弁当
この場合も購入してしまいますね。
普段はコースで1人10000円〜みたいな割烹や料亭などのお弁当であれば1000円や2000円なら安いとさえ思ってしまいますね。
これこそブランディングの力かも知れません。
サラリーマンの給料も下がる
いくらコロナ自粛で飲食店が悲惨な状況だと言っても、サラリーマンのお給料が増えているわけではありません。
夜の飲み代が減った分(それ以上?)給料も減ります。
今回の新型コロナ騒動では、まず最初に自粛生活を送るということで、飲食や観光からのダメージとなりますが、確実に多くの企業が大ダメージを受けることになります。
偉い人の予測では2020年5月末まで緊急事態宣言が解かれない場合で120万社が倒産するとの見込みも。
その場合の失業者数、実に1000万人とも…
なぜ高い?テイクアウト弁当
テイクアウト弁当を販売してる多くが新型コロナウイルスによる自粛で売上がゼロに近くなってしまった飲食店でしょう。
飲食店は基本原価3割で営業しております。
夜の営業で客単価が3000円程度だと考えると、ランチタイムのテイクアウト弁当でも原価300円の弁当を1000円で販売してしまいたくなる気持ちもわかります。
しかし、サラリーマンのニーズボリュームゾーンである「500円」とは大きく乖離してしまっており、一部の応援組や富裕層にしかウケません。
それどころか、この店はこのご時世に「儲けよう」としているぞ!と反感の眼を向けられてしまうかも。
なので、ランチタイムの弁当販売は、原価率を上げざるをえません。どうせ消費は落ちてます。短時間薄利多売の販売方法しか売上を上げるのは難しいでしょうね。
飲食店の方々は実際には家賃の支払い等もあるので儲けなければなりませんが、消費者はそこまで考えてくれないのも事実。
そもそも普通の居酒屋弁当に1000円は出せない
何の特徴もない居酒屋が作る普通の唐揚げ、普通の卵焼き、普通のスパゲッティ。コンビニ弁当でいいし。と普通のサラリーマンなら考えます。
サラリーマンが求めているもの
ズバリ、安くて満腹!
サラリーマンのランチ平均である570円程度で、満腹にさせる必要があります。
一番簡単な方法は、ご飯の量を調整できるようにすること。
おかずとご飯を別容器にしておき、ご飯は大中小から選べるようにするだけで満足感が一気に上がります。
ごま塩でも振りかけてたらおかずいらないかもねw
弁当の安売り合戦は始まっている?
最近、駅前を中心に税込500円というまぎれもなくワンコインの安い居酒屋弁当が増えてきている。
最初はテイクアウトに難色を示していた飲食店が、他店のプチ成功を見て乗り出してきたのでしょう。
今まで高かったら買わない!という意見を述べてきたのですが、弁当の安売り合戦が既に始まってしまっております。まさに終わりの始まりですね。
飲食店の皆様にはなんとか頑張って生き延びてほしいです。
また美味しいビールで乾杯できる日を楽しみに待ってます。