女性二人で角館から秘湯『乳頭温泉』へドライブ旅

旅行先

乳頭温泉郷 | 仙北市


埼玉県 | 主婦 | 41歳 | 女性 | みっちょん

友人と秋田へ紅葉と温泉を楽しむ旅行計画しました。
女性二人旅です。
秋田新幹線で角館駅まで行き、角館の市内を観光してそこで一泊。
角館は、桜と紅葉のシーズンが人気なので、市内には人がいっぱい。
人がいない写真を撮ろうと、早朝に散歩に出かけ、武家屋敷と紅葉を楽しみました。
早朝だったため、靄がかかり残念ながら、黒い板塀に鮮やかな紅葉というコントラストの写真は撮ることができませんでした。

角館駅前でレンタカーで乳頭温泉郷へと向かいました。
途中、田沢湖で途中下車。青い湖に黄金のたつこ像は、息をのむほどの美しさ。
ちょうど、紅葉も見ごろで、湖の周りの山々は錦に色づいていました。
辰子姫の伝説に思いをはせ、しばらく湖を眺めた後、乳頭温泉へ向けて出発。
角館から田沢湖までは、広く快適な道路でしたが、乳頭温泉郷が近づくにつれ、山道となり道は険しく細くなっていきます。
しかし、秘湯というなにふさわしい雰囲気に胸は高まるばかり。

乳頭温泉郷につくと、そこはもう晩秋という感じです。
このあたりの紅葉は終わっており、葉のほとんどとは散っており、もうすぐ冬が到来する雰囲気。
まず、乳頭温泉郷を代表する『鶴の湯』へ。
古い木造の建物には、干し柿がかかり、江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気です。
湯治のために長期滞在する人のための建物を抜けると、受付と温泉があります。
『鶴の湯』は、混浴の湯が有名。友人は混浴でも入る気満々だったのですが、まだ昼間で明るく、男性しか入っておらずこちらは断念。
(この日、混浴には女性客がいなかったのですが、近年の温泉ブームにより、若い女性が入っていることも多いとのことでした。)
私たちは、女湯に向かいました。乳白色の湯は肌に優しい感じがしました。
男性のシンボルのオブジェが置かれており、若い女性はちょっと目のやり場に困ります。
こんなところも秘湯の雰囲気です。

次は、同じ乳頭温泉郷の休暇村へ。こちらも日帰り入浴が可能です。
こちらは近代的できれいな入浴施設があります。
雰囲気のまったく異なる二つのお湯を楽しんで、大満足。
空気が冷たくなり始めた時期でしたが、肌がしっとり潤いを取り戻し、体も芯から温まり、体がポカポカしました。

再び車で、角館への帰路。
森の中の山道を下っていくと突然視界が開けました。そこは、黒森山展望台。
行きには気が付かなかったのですが、ススキの草原が広がりその向こうに田沢湖が輝いて見えます。
多くの人が、車を停めて田沢湖を眺めていました。

田沢湖までくると、ちょうど夕日が湖に落ちようとしています。
予定にはなかったのですが、しばらく夕日をながめていました。
この時間、湖にはほとんど人がいなくて、とても静かでした。
角館に戻るとあたりは真っ暗。
東京へ帰路につきました。

自由気ままな友人とのドライブ旅。
気になるスポットがあれば、ちょっと車を停めてみる。気になるお店があれば入ってみる。
思い出は、角館名物の桜の皮細工の小箱の中に。