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海のある富山:岩瀬浜海水浴場と北前船廻船問屋の旧北国街道

旅行先

北前船廻船問屋の旧北国街道 | 富山県富山市


千葉県 | 自営業 | 42歳 | 女性 | キムスティ2

山あり海ありの富山県。今回は海に向かい、岩瀬浜のほうへ行ってみました。メインは北前船廻船問屋が立ち並んでいた旧北国街道のまち並みです。

JR富山駅からすぐ、その名も「富山駅北」という富山港線の乗り場へ。2両編成のモノレールが来ます。車内に無料の観光地図が置いてあるので、しっかりゲット。

旧北国街道へ行くなら「東岩瀬」または「岩瀬浜」で下りるのがいいのですが、わたしは終点から1駅手前の「競輪場前」というところで下りました。もともと富山を選んだのは、中国人の友人がこちらに赴任予定だったので、会いに行くためでした。諸事情により彼女は来られなくなりましたが、会社(工場)自体はあるので、ちょっと見に行こうと思ったのです。残念ながら行先の工場の日本語の名称がわからず、たぶんこれ?というアバウトな見当しかつきませんでしたが、たしかに岩瀬浜の沿岸にはそれらしい工場がたくさんありました。
しばらく工場と工場の間を歩いていましたが、岩瀬浜海水浴場がすぐそこでしたので、そちらに抜けてみました。4月で、しかも雨が降っていて風も強い日だったので、海水浴場には人がまったくいませんでした。でもきれいな海と砂浜でした。夏だったら是非ここで泳いでみたいものです。

そのまま歩き続けて旧北国街道のまち並みへ。船乗りたちが住んでいたまちで、明治時代の家屋やまち並みがそのまま残っています。足を踏み入れるとまるでタイムスリップしたようです。

岩瀬浜側の端に近いところ、つまりそちらから入ったわたしにとっては入口に近いところに、灯台の形をした「富山港展望台」があります。高さ20メートルほどの、あまり高くない展望台ですが、海や港やまち並みが360度見晴らせます。独特な景色を目におさめられるし、気持ちもいいです。わたしが行ったときは雨がやんだところなので、地面ばかりでなく空模様まで、角度によって違い、面白かったです。

旧北国街道今でも人が住んでいるエリアなので、ほとんどの家は中を見学することができませんが、国指定重要文化財の森家は、観覧用になっています。地元の富豪であった森家、贅沢なつくりの家はなかなか凝っています。館長さんのユーモアあふれる解説をきくと、素材に凝っているばかりでなく、たとえば商売繁盛(はんじょう)を願って半畳(はんじょう)間があるなど、意味にも凝っているのがわかります。

明治時代の雰囲気を感じながらぶらぶらと歩いて行くと、街道は「東岩瀬」駅のあたりで終わりです。そこからやはりモノレールに乗って富山駅に戻ります。
お昼は岩瀬浜や街道にはあまりないので(時間も早かったですし)、富山駅に帰ってから。
富山名物の押し寿司の駅弁を買って食べました~。