歩いて回れるホーチミン1区の観光スポット

旅行先

ホーチミン1区 | ベトナム・ホーチミン市


奈良県 | 自営業 | 55歳 | 男性 | T. Miyake

ベトナムは近年経済発展が目覚ましく、日本企業も多く進出しています。
人口は1億人に迫り、日本を追い越す日もそう遠くないと思われます。
何といっても若者が多い!
一応社会主義国ですが、国民性はおおらかで親日の人が多いですね。
首都は北部にあるハノイですが、経済や商業の中心は南部にあるホーチミン(旧サイゴン)です。
今回はホーチミンの中心で、日本人街もある1区を紹介します。
歩くのが苦にならない人なら、歩いて有名な観光スポットを回ることができます。

ホーチミン1区には、タンソンニャット空港からタクシーで1時間弱で到着します。
空港の到着口を出ると多くの客引きがいますが、彼らは一切無視して3F(ベトナムでは2F)に上がり、VINASUN(ヴィナサン)かMAI LINH(マイリン)と書かれたタクシーに乗りましょう!
目的地としては、レタントン(Le Thanh Ton)通りのサイゴンスカイガーデン辺りを伝えるといいでしょう。

サイゴンスカイガーデン前でタクシーを降り、レタントン通りを横断して路地を入ると日本人街ヘムです。
和食、ラーメン、丼物、お好み焼き、洋食など日本人向けのお食事処が軒を連ねているので、まるで日本にいるかのような食事にありつくことができます。
値段は日本人向けなので日本とほぼ同じです。
味はそこそこ行けると思いますよ。少なくともラーメンは中国のラーメン屋より日本に近いです!

腹ごしらえをしたらレタントン通りを南西に歩きましょう!
南西と言っても分かりにくいと思いますが、サイゴンスカイガーデンが右手になる方向です。
しばらく歩くとコロニアル様式(というのでしょうか?)のホーチミン人民委員会庁舎が右手に見えてきます。

ホーチミン人民委員会庁舎の前にはホーチミンさんの銅像が建っています。
ご存じの方も多いと思いますが、「ホーチミン」というのは人の名前です。
ホーチミンさんというのは、一言で言うと「ベトナム建国の父」と言われる非常に偉大な人です。

人民委員会庁舎から更に南西に進むとベンタイン市場に到着します。
衣類や靴、鞄、ドライフルーツ、雑貨などのお店が所狭しと並んでいます。
これぞベトナム!という感じです。
ここで何か購入する場合は、必ず値段交渉をしましょう。
ただ、ブランド品を購入する場合は、コピー品の可能性が高いので自己責任で。

ベンタイン市場からレタントン通りを離れて北に少し歩くと、広大な敷地の統一会堂があります。
建物前の噴水が目印です。
統一会堂は旧南ベトナムの大統領府で、今は博物館として、建物内部の部屋やベトナム戦争で使用された兵器が展示されています。

統一会堂から今度は北東に少し歩くと、正面に大きな聖母マリア像が建つサイゴン大聖堂とサイゴン中央郵便局があります。
共に19世紀に建てられた「荘厳」と言う言葉がぴったりな建物で、多くの観光客が訪れます。
中央郵便局の中にはホーチミンさんの肖像画が掲げられていて、いかに市民から尊敬されているかをうかがい知ることができます。
また、中央郵便局の中では様々な土産物を買うことができます。オーガニックの石鹸とかがお薦めだと思います。

この界隈には高島屋もあり、ここでは正規のブランド品を安心して購入することができます。その代わり値段も一流です。

ここまで駆け足で歩いて回れるホーチミン1区の観光スポットを紹介しましたが、歩いて回れると言ってもさすがに1日で回るのは厳しいです。他にも紹介しきれなかったスポットがあるので、少なくとも2~3日はかけて回ってください。

晩御飯も日本人街ヘムで食べることができますが、夜になるとヘムは怪しく様変わりします。
レタントン通りを含めてSPAやマッサージ店、カラオケ店が実にたくさんあり、まじめなお店もあれば、エロ系のお店もあります。
お店の前で露出多めのアオザイを着たお姉さんが声をかけてくるところはほぼ間違いなくエロ系なので、こちらも自己責任でお願いします。

ただ、比較的高級なお店が並ぶドンコイ(Dong Khoi)通りなどで声をかけられても、絶対についていかないようにしましょう!

最後になりましたが、ベトナムの通貨はドンで、200万ドンが1万円です。
現地の通貨を好レートで入手するには、一般的には現地のATMでクレジットカードでキャッシングするかと思いますが、ホーチミンでは市内(空港は除きます)の両替所で両替することをお勧めします。
当日の為替レートに近いレートで交換してくれます。

ああ、もう一度行きたいなぁ!!!