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無能の鷹 | はんざき朝未
27歳 | 女性 | 会社員 | あや
見た目はスマートでものすごく仕事ができそうだけど、無能の鷹野さん。
彼女の無能さは桁違いです。
記憶力も悪い、漢字も読めない、パソコンも使えない。
でも彼女は会社に必要とされていなくても、彼女自身が会社を必要としているため、めげない、そんな強い心臓を持っています。
彼女の仕事に対する姿勢を見ていると、もう少し仕事について気楽に考えてもいいのではないか、とかそういった考えもあるのかと教えられることも多々あるのが面白いところ。
コミュ障の鶸田君とのコンビは商談がうまくいかなそうな二人が上手に補いあって、仕事がうまくいくそんな場面も見ていてすっきりします。
小学生に教えているようだと上司から言われますが、鷹野さんストレートな物言いのおかげか会社内の雰囲気も悪くない。
のんびりしたいい会社なのが仕事に疲れた時に読むと癒し効果倍増です。
鷹野さんは見た目はできる人というキャラクターなので、ビジュアルと無能の感じのギャップがまたすごくてすごくおもしろいです。
既刊もまだ1巻なので少しでも気になった人は手に取りやすい作品だと思います。
外車のことを外出用の車のことだと勘違いしていた発言は笑ってしまいました。
実は無能を演じているのではないか?と疑問に思う部分もありますが、会社にこういった人がいてもいいのではないかと思えるマンガでくすっと笑えてハッと気づかされることもある。
面白いマンガです。