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最近映画化で話題の「思い、思われ、ふり、ふられ」を読んでみました。名作です。

おすすめする本

思い、思われ、ふり、ふられ | 咲坂伊緒


29歳 | 男性 | 無職 | DDJ

最近映画化されて上映も近日行われる咲坂伊緒著の「思い、思われ、ふり、ふられ」ですが、こちらの漫画は名作だと思います。一巻が発売されたのが2015年ですが、今読んでも色あせていない瑞々しさがあります。この漫画は、ある意味少女漫画の王道的なストーリーだと思います。男子ともほとんど話したこともないような高校生の少女が、タイプの全く違う活発で行動的な同級生の女の子と友達になり、徐々に恋愛や男子に免疫のない少女が「大人」になっていくか、というのが物語の趣旨です。おおざっぱに言えばそんな内容です。実は私はまだ読み始めたばかりで、4巻までしか読むことが出来ていないのですが、とても手に汗にぎるような、きゅんとなってしまうような話なのです。時には、自分が中学、高校生の時を思い出して赤面や苦笑いをしてしまうような失敗や勘違いを思い出さずにはいられないような出来事もあります。そのような恋愛の機微や駆け引き、空気の読みあいなどの微細な感情の波がとてもうまく表現されていると思います。そして、画も爽やかで夏の瑞々しい感じが出ていて綺麗です。デジタルではなく、手描きで書いていたと本の途中のコラムで書いていたので、細く柔らかい美しい線も特徴的です。