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刀語 | 西尾維新
39歳 | 男性 | 自営業 | はる
刀語という作品を読んだ感想ですがかなり面白い作品だと思いました。
言葉遊びも面白いですし、また登場するキャラクター達も個性的で魅力がある作品だと思いました。
特に私がこの刀語という作品が良いと思ったのは幕府の命令で刀集めをしていた奇策師とがめと
自身を守る刀として一緒に旅をした鑢七花の関係が微笑ましくて良かったです。
ストーリーとしてはすごい力を持った刀を巡る戦いで色んな敵と戦いすべての刀を集めるという話なのですが
この物語の結末を見ると刀集めが主眼の話ではない事が分かります。
なぜなら物語終盤でとんでもない事態になりそれまで集めてきた刀がすべて無駄になる展開が待っているからです。
この展開を見てかなり衝撃的な展開だと思いました。
このとんでもない展開で鑢七花は刀を持たない剣士として覚醒します。
それまでも十分強くて色んな強敵にも勝ってきたのですが、覚醒後はもう異次元の強さになっていました。
これで刀語というのはとがめと鑢七花が集めていた刀のストーリーでなく
最強の刀として覚醒した鑢七花の物語であることが分かりました。
最初はもっと楽しんで読める作品だと思っていたのですが終盤でかなり泣ける展開になって本当に好きな作品です。