ミステリー漫画として面白く、動機にみどころがある「金田一少年の事件簿」

ミステリーを扱った漫画の中では最も本格的な雰囲気を感じさせる作品だと思います。
ミステリー漫画と言えば、金田一少年の事件簿をあげる人も多くいるのではないでしょうか？
この漫画はとにかくトリックなどに凝っている印象で、さらに登場人物、つまり容疑者の数が毎回結構多いな思うのです。
容疑者の数が多いと、誰が犯人なのか？予測が難しいと言え、そこは読んでいて好きな部分です。
なんとなくこの人かな？と予想できてしまうと、あまり面白くないと思いますから。
だから、金田一少年の事件簿に関しては1つの事件について、本当に最後の最後まで楽しみやすい内容になっていると思うのです。
そして、この作品と言えば、毎回犯人の動機がかなり強烈なものとなっています。
現実にこんな体験をする人はまずいないだろうと思えるほどの壮絶な体験をしており、それが殺人事件の動機になっていることが多いです。
したがって、犯人が分かった後、その犯人が自ら動機を語るシーンに関しても実はみどころがあります。
動機に注目させるようなミステリーというのは、漫画以外も含めてもあまりないのではないか？と思いますから、この点においては金田一少年の事件簿は秀逸な存在だと思えてきます。