しゃべって動く骸骨が謎を追う?『ガイコツと探偵をする方法』を読んでみた!

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ガイコツと探偵をする方法 | レイ・ペリー


31歳 | 女性 | パート・アルバイト | カラス

主人公は仕事に不満たっぷりのシングルマザー、ジョージア。仕事の都合で実家に帰ってきた彼女を迎えたのは、しゃべって動くガイコツであるシドだった!この本ではそんなジョージアとシドなどのいろんなキャラクターの魅力がたっぷり詰まっています。
なんといっても一番注目してほしいのはガイコツのシド!主人公のジョージアが子供の頃、とあるきっかけで出会い、一緒に暮らしてきたシドは骨にちなんだ冗談も飛ばすなど、茶目っ気たっぷり。主人公の後ろにこっそり近寄って驚かそうとしても動くたびに出る骨の音でばれたりと、ガイコツならではの細かい出来事も見ていて面白い。
生前の自分の事を思い出せないシドが、見覚えがある人物を見かけたことからジョージアと協力して生きていたころの自分を知ろうと動き出すけれど・・・殺人事件に遭遇⁉
ジョージアの娘、そしてもちろん他人にも存在は絶対秘密!という、家の外、そして家の中でさえも自由に動くことのできないシドに代わり、動きまわって活躍するのは非常勤講師のジョージア。仕事に文句を言い、困った同僚に困らされ・・・それでも事件を探るのは、親友であるシドのため!
そんなジョージアの頑張りにエールを送り、シドがたまに垣間見せる、ジョージアと離れて生活していたころの(生きてはいないけれど。)寂しさには胸が詰まり・・・まんまと感情移入してしまい、最後までジョージアとシドがどうなるのかドキドキしっぱなしの本でした!ちょっと変わったキャラクターものが読みたい、絆に感動したい!そんな本を探しているならぜひどうぞ!