「生まれ変わりの村④」を読んでから愛犬の死を受け入れられるように

愛犬が亡くなってから、「死」をなかなか受け止められずペットロス状態がしばらく続きました。これではいけないと思い、手あたり次第あの世に関する情報を検索していた時期があり、その時新聞の書籍広告に出ていたのがこの本です。ズバリタイトルに惹かれ、何となく亡くなった者に遭えるのではないか、などという淡い期待から読み始めました。
著者によると中国のある村で、前世の記憶があり生まれ変わっていることを認識している住民が大勢住んでいるとの事。年に数回調査に言ってその村の人たちの様々な証言を得ているようなのです。
その方たちの証言によると、あの世にいってから前世を忘れない方法があるのだとか。現世の遺族があの世に逝った家族に生まれ変わった時に前世のことを忘れない方法も示されています。
著者の愛犬が亡くなり、この方法を使って再度生まれ変わった愛犬に巡り合えた、という奇跡のような展開も書かれており、あっという間に読み終えてしまいました。
当時私は愛犬を亡くしたショックでどう立ち直って良いか分からず思い出しては涙し、ウツウツとしていたのですが、藁にもすがる思いでこの本を読破した結果、あの世の愛犬がまたどこかで生まれ変わるチャンスが十分にあるのだということ、あの世は人生の終わりなのではなく、始まりなのだということを信じざるを得ない気持ちになり、癒されました。
大切な人を亡くし、涙に暮れている方、ぜひ読んでみていただきたい一冊です。
私たちには絶対知ることのできないあの世のことを少し覗いてみた感じで安心します。