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ハリーポッター 賢者の石 | J・K・ローリング
40歳 | 女性 | パート・アルバイト | ミユキ
11歳の黒いクシャクシャ前髪でメガネをかけた男の子。ハリーポッター。
そろいも揃って意地悪な叔父、叔母、いとこと過ごす辛い日常からこの物語は始まります。
なぜこの子はこんなところで、こんな仕打ちを受けているのだろうかと
疑問を持ちながら読んでいくと不思議なことが起こりはじめます。
生垣の中から不思議な目ににらまれ、体のとても大きな人やよくわからない生き物が次々にハリーを訪ねてきます。
そして迎えにきた大きな人に自分の秘密を知らされるのです。
11年前に強力な力を持った魔法界の悪の支配者がハリーの両親を殺し、
ハリーも殺そうとしたが、なぜか呪いが跳ね返り、その力を失ったこと。
ハリーの安全の為に、たった1人の親戚、母の姉の叔母の玄関前に置いて行かれたこと。
ハリーは魔法界では知らない人のいない有名人だということ。
魔法学校に今年から入学し、その寄宿舎で暮らせるということ。
両親が残した多額の財産が金庫に保管されていること。
突然、様々な情報が知らされて、ハリーはもちろん、読者である私も展開についていくのが大変でした。
その後、正式な入学の書類が届き、あの有名なキングス・クロス駅9と3/4号線から出発する
機関車「ホグワーツ号」に乗って、魔法学校へと向かうのでした。
そこでハリーは様々な魔法使いや魔法界の生き物と出会い、友情、戦い、スポーツなどを経験します。
ひょろっとした11歳の男の子が、初めて知る世界に戸惑い、悩みながらも
友だちとともに、様々な困難に立ち向かっていく姿がすばらしいです。
作者の大胆な場面設定と緻密な描写が見たことのない魔法界を楽しく想像させてくれます。
またどんどん作品を読み続けていくことで、様々な伏線がこの第1巻からはりめぐらされていることに気付かされます。
以後7巻続くこの物語は読めば読むほどハマっていくこと間違いなしです。
この歳でようやく世間のハリーポッターブームの理由が理解できました。
読んでみてよかった。
これは本当に素晴らしい物語です。
まだ読んだことがない人は絶対に読むべきです。