「20代で隠居 週休5日の快適生活」を読んで。

おすすめする本

20代で隠居 週休5日の快適生活 | 大原扁理


31歳 | 女性 | 主婦 | なると

週に2日だけ働き、あとは気ままに暮らすという悠々自適生活がつづられた本。

次世代隠居生活ともいうべき生活スタイルの紹介とともに大原扁理さんの独自の視点から、世の中のことや日々考えたことなどもユーモアたっぷりに描かれています。

週に2日しか働かないため収入は少ないものの、食事はきちんと3食食べる、しかも食べるものもオーガニックにこだわるなど健康に気を使っておられるところがすごいなと思いました。

日々の生活にかかわる費用を抑える工夫も満載で、例えば、野草を取って味噌汁にいれる、スコーンをまとめて作っておくなど、感心することが多かったです。

また、自分で考え、決めたことを実行する。当たり前のようで私にはまだまだな部分を潔く実行していらっしゃって、見習いたいと思いました。

自分で決めたことって、誰のせいにもできないからついつい逃げたいと思ってしまいますけど、大原さんは自分で決めて隠居生活を営まれたからこそ、こんなに生き生きと毎日を送ることができたのだなあと感じます。

文章の端々から楽しさが伝わってきますもの。

一生懸命働くことも必要なことなのかもしれませんが、こんな風に肩の力を抜いて自分の納得のいく距離で社会と関わっていく生き方も素敵だと思いました。