目次
SEOタイトル案
- サーバーとドメインは誰が管理すべきか 神戸の制作会社が実例で解説
- メールが届かない原因はドメイン代の支払い忘れかも 今すぐチェック
- 制作会社任せで大丈夫 管理をクライアント主体にする理由と対策
- 担当者交代でも止まらないWeb運用 引き継ぎチェックリスト付き
- トラブルでサイトが人質にならないためのサーバードメイン管理術
- 高齢社会のいま考えたい サーバーとドメインの面倒を見切る仕組み
- 神戸の中小企業向け Webが止まらないための管理体制のつくり方
- サイトがエラー表示になる前に ドメインとサーバーの実務ポイント
- 制作会社の月額プランは得か損か クライアント管理のススメ
- メール不達とWeb停止を同時に防ぐ 失敗事例から学ぶ基本設計
ロケットチョップの基本方針
ロケットチョップ では、サーバーとドメインの管理を基本的にクライアント主体でお願いしています。取得時の手続き・設定・移管など、立ち上げサポートは全力で実施しますが、料金の支払い・名義・契約更新はクライアント側の作業という設計です。
これは「業者とトラブルが起きたときに、サーバーやドメインが人質化する」リスクを避けるため。
もちろん、クライアントと当社でトラブルが頻発しているわけではありません(笑)。
ただ、権利と支払いの主導権をクライアントが持つことが、企業のデジタル資産を守る最も健全なやり方だと考えています。
最近あった「メールが届かない」連絡と原因
ここ数カ月で2社連続、「メールが届かない」というご相談がありました。
確認すると、どちらも Webサイトがエラー表示。
原因は共通してドメイン代の支払い忘れでした…
ケースA 引き継ぎがうまくできていない
- 管理担当者が交代したが、ログイン情報や支払い方法の引き継ぎが未完
- 更新リマインドが前任者メールにだけ届き、誰も気づけないまま期限切れ
ケースB 引き継ぎは完了していたがメールに埋もれた
- アカウントや手順は共有済みだったが、日々の大量メールで更新案内を見逃し
- 結果、DNSが止まりWebもメールも同時に停止(社外連絡が全面ストップ)
なぜ「メール不達」と「サイト停止」が同時に起きるのか
ドメインの期限切れで DNSが機能停止すると、Webサイトも独自ドメインのメールも参照できなくなります。
つまり「サイトが落ちる=メールも届かない」状態になりやすいのです。
他社の月額包括プランとの違い
他社にはレンタルサーバー費やドメイン費を含めた月額プランもあります。手軽さの一方で、契約上の名義や支払い口座が制作会社側になると、関係が悪化した際に切り離しづらいことがあります。
ロケットチョップでは、資産はお客様名義、私たちは実務のサポートと運用設計に集中する方針です。
結論 クライアント管理を前提に「仕組み」で事故を防ぐ
クライアント主体の管理は、権利の健全性と長期運用の自由度で最も有利です。重要なのは、担当者が変わっても止まらない仕組みにすること。以下のチェックリストを実装すれば、支払い忘れ・メール見落とし・人質化の三重苦を避けられます。
最小構成のチェックリスト(今日から実装)
- 名義とログイン情報の棚卸し:ドメイン・サーバー・DNS・SSLのアカウントを台帳化(保管先と管理責任者を明記)
- 二段階認証の共有設計:担当者2名以上で認証アプリのバックアップコードを保管
- 支払い方法の二重化:有効なクレジットカード+予備カード(更新月のメモを管理台帳へ)
- 自動更新ON:ドメイン・サーバー・SSLは基本自動更新、例外は理由を台帳に記録
- 通知メールの多重受信:共有アドレス(info@など)+個人2名+外部業務用の計3~4宛先
- カレンダーとタスクに二重登録:更新月の1か月前・2週間前・3日前にリマインド
- 引き継ぎテンプレの常設:担当交代時に最低限埋める1枚シートを運用(下記サンプル)
担当交代時の引き継ぎテンプレ(コピペOK)
項目 | 内容 | 確認者 | 日付 |
---|---|---|---|
ドメインレジストラ | アカウントID/ログインURL/2FAバックアップ | ||
サーバー契約 | プラン名/支払方法/自動更新設定 | ||
DNS設定 | ネームサーバー/A・MX・TXTの要点/変更履歴 | ||
SSL証明書 | 種類/更新方法(自動 or 手動)/期限 | ||
メール運用 | 送受信方式/アカウント一覧/転送・共有ルール |
「全部おまかせプラン」を検討しはじめた理由
当社のクライアントでは基本的に事故は非常に稀です。それでもここ数ヶ月で2件連続の支払い忘れが発生。
高齢社会ならでは急遽担当交代増加、人手不足での多忙化などを踏まえると、管理まで含めて丸ごと任せたいというニーズが今後増えると見ています。
そこで、名義はクライアントのまま、実務代行と監視を当社が請ける「全部おまかせ(仮)」の設計を検討中です。
すぐできる応急チェック
- 自社ドメインの有効期限を確認(管理画面で期限日と自動更新の有無をチェック)
- 更新通知メールが共有アドレス+個人2名に届くか確認
- クレジットカードの有効期限月をカレンダー登録(予備カードも)
- 独自ドメインのメール送受信テスト(社外のGmail等と相互送信)
- SSLの有効期限を確認(証明書の自動更新が効いているか)
よくある質問
Q. 名義をクライアントにすると、技術的に困りませんか?
A. ロケットチョップは初期設定から運用までサポートします。必要に応じて技術者用の限定権限を発行(または一時的にIDとパスワードを共有)していただければ、作業は問題なく行えます。
Q. 社内に詳しい人がいなくても運用できますか?
A. 基本的には支払い忘れさえ防げれば大丈夫です。
Q. すでに制作会社一括の月額に入っているが、乗り換えるべき?
A. いきなりやめる必要はありません。契約更新月に合わせて名義整理し、リスクとコストを比較検討するのがおすすめです。
まとめ
- 資産はクライアント名義、制作会社は実務と運用設計に集中が基本
- 担当交代と通知設計が止まらないWeb運用の肝
神戸の中小企業のみなさま、「人に依存しない仕組み化」で、Webとメールと集客を止めない体制を一緒につくりましょう。
ご相談はロケットチョップまで。初回ヒアリングで運用状況を拝見し、最適な管理設計をご提案します。