
最近、ニュースを見ていて思わず「とうとう金融系アプリでも起きてしまったか……」と身構えてしまう出来事がありました。
プリペイド式のキャッシュレスサービス「IDARE(イデア)」で、約13万人分の個人情報が不正アクセスによって漏えいしたという報道です。キャッシュレス決済が日々の生活にすっかり溶け込んでいる今、こうしたお金に直結するサービスのセキュリティトラブルは決して他人事とは思えません。
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今回の「IDARE」における情報漏えいニュース
報道によると、IDAREを運営するFivotの発表では、外部ソフトウェアの脆弱性を悪用された不正アクセスにより、約13万人(登録済みおよび退会者を含む)のデータが取得されたとのことです。
漏えいしたとされる情報には以下のようなものが含まれています。
- 電話番号、メールアドレス、生年月日などの基本情報
- アカウントの残高情報や過去の取引履歴
- 一部ユーザーにおける氏名、住所、本人確認書類の番号、登録カード情報の一部など
幸いにも、ログインパスワードや本人確認書類の画像、カード番号の全桁や暗証番号などは別管理または保持していないため漏えいしていないとされており、現時点で不正利用は確認されていないとのことです。とはいえ、残高や取引履歴といったお金の生々しい情報まで漏れてしまったと聞くと、利用者の方のショックは計り知れません。
もしもこれが「PayPay」などの巨大サービスだったら?
失礼ながら、IDAREはまだ誰もが使っているような超大手というわけではないため、社会全体を揺るがす大パニックにまでは至っていない印象です。
しかし、「もしこれがPayPayのような国民的インフラレベルの決済アプリだったらどうなっていたか」と想像すると、背筋が凍ります。利用者が何千万人もいるサービスで同様のトラブルが起きれば、社会的な大混乱に発展することは避けられないでしょう。
さらに心配になってしまうのが、「すでに大手サービスでも表に出ていないだけで、同じようなリスクを抱えているのではないか?」という疑惑です。もちろん各社とも強固なセキュリティを敷いているはずですが、外部ソフトウェアの穴を突かれたり高度なサイバー攻撃を受けたりするリスクはゼロにはできません。
また現金に戻るべき?でも「分厚い財布」は持ち歩きたくないジレンマ
こうしたニュースを見るたびに、「いっそのこと全部現金決済に戻したほうが安全なのでは……」という考えが一瞬頭をよぎります。
ただ、一度スマホ一台で身軽に出かけられる便利さを知ってしまうと、小銭やレシートでパンパンに膨らんだ分厚い財布を持ち歩く生活には正直戻りたくありません。レジでの支払いのスムーズさやポイント還元などの恩恵を手放すのも惜しいところです。
便利さとセキュリティのリスク。この2つの間でどう折り合いをつけるべきか、改めて考えさせられます。
私たちが今できる現実的な自衛策
運営側のシステムリスクを完全にユーザー側でコントロールすることはできませんが、被害を最小限に抑えるための基本的な対策は日頃から意識しておきたいものです。
- 二段階認証(多要素認証)を必ず設定する(不正ログインのハードルを上げる)
- 使っていない休眠サービスはアカウントごと解約・退会する
- チャージ式アプリには必要以上の大金を入れっぱなしにしない
- 定期的に利用明細をチェックし、身に覚えのない請求がないか確認する
デジタルな仕組みに依存している以上、リスクをゼロにするのは難しいですが、便利さを享受しつつも「万が一はあるかもしれない」という危機感だけは忘れないように付き合っていきたいですね。


