去年の途中から個人事業主・フリーランスを始めたんだけど、この場合は新型コロナの「持続化給付金」はどうなるの??

新型コロナの影響がいろんなところで出ている中、結局どうなるのかフリーランスや中小企業が気になっているのが、「持続化給付金」について。

いろんなところで見聞きしますが、条件もなんか厳しそうだし、本当に厳しい〜〜〜!!っていう企業や個人事業主しかもらえそうにない様子です。

緊急事態宣言が出されてそろそろ5日ほど経ちましたが、軒並み飲食店やショッピングモール等は自粛自粛で、どこもゴーストタウン化していっています。
飲食店等はかなりの打撃でしょう。

給付金の条件は結構厳しそう

さて本題ですが、その「持続化給付金」。

持続化給付金の詳細内容PDF

まず、給付金の条件は割と厳しいものです。
本日13日、経済産業省が「持続化給付金」について、支給の考え方や申請・給付時期、申請に必要な情報などを説明してくれているパンフレット↑を公開。※更に詳しい内容は4月最終週を目処に確定・公表するようです

簡単にまとめると。

◯法人に最大200万円、個人事業主に最大100万円を給付
◯条件:新型コロナウイルス感染症の影響により、売上が前年同月比で50%以上減少している
◯計算の仕方:前年の総売上(事業収入)−(前年同月比▲50%月の売上×12ヶ月)

わかりやすく、例を出します。
例えば前年の総売上(去年の1月〜12月までの売上の総額)が、一月100万円の売上だったと仮定して、1,200万円(100万×12ヶ月)だったとします。

昨年の一月の売上が100万円なので、今年のどこかの月が50万円以下であれば、条件に該当します。今年の4月の売上が50万円だったとしましょう。

計算式に当てはめると、
1,200万円−50万円×12=600万円
となります。

これが昨年1年間の売上からの減少分が600万円ということになりますが、減少分600万円すべて支給されるわけではなく。
法人は支給額の上限が200万円、個人事業主の場合は100万円を支給してもらえることになります。

去年の途中で開業した人には、かなり厳しい計算方法だった

さて、本当の話はここから。
私、実は昨年の6月に開業届を出し、個人事業主・フリーランスとして働き始めたのですが、この場合はどうなるんでしょうか?

この給付金の話が出てからすぐに思いました。

これまた、例をあげます。
昨年の10月にお店をオープンした飲食店があるとして、10月の売上が100万円だったとします。その後11月、12月も100万円。
すると昨年度の総売上は、300万円となります。

今年の10月の売上が仮に50万円に落ち込んで、昨年の半分になった。
この場合で計算してみると。

300万円−50万円×12=−300万円

マイナスになってしまいます。
そうなんです。
当たり前ですが、昨年の途中から事業を始めた人は、そもそも昨年の総売上が少なくなってしまうのだから、給付対象になるための昨年度に比べた減少分が出てくるはずがないんです。

いや、この場合どうするの?
私もこれに当てはまってしまいます。

そもそも去年開業して頑張っているところに、コロナ襲来!
うわああ!やばい!仕事なくなったらどうしよう!
そんなの終わりだ!!

という感じなのに、計算上どうやっても去年より売上が高くなってしまう。。
えええ。。。無理じゃん。

さてこのあたり、期待できるのかどうかわかりませんが、、、
4月最終週を目処に給付金の詳細が確定するようなので、待つだけ待ってみましょう。