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問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション

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問いのデザイン: 創造的対話のファシリテーション | 安斎 勇樹


38歳 | 男性 | 会社員 | rgfs

現代社会の複雑化など一途をたどってる知とは何かをここまで本質的に言語化された著者の手腕に感服しました。

そして、物事とどう向き合って、どうかかわるのかといった普遍的で根源的人間の課題に対してパースペクティブと技法の両面からクリティカルにひも解く一冊です。

この本読むだけでも自分お暗黙の前提、認識が揺さぶられて、自らの在り方客観的にとらえなおせるといった点で、良質の哲学書みたいです。

そして、自分にかかわる業務が課題解決型、価値創造型、どちらのアプローチでも、よりいいゴールやチームに向かうために不可欠な手法です。

この1冊を共通言語で組織やチーム内の対話促進できれば、創造性高い組織の開発につながるといったわくわく感があります。

そしてそうした難しいテーマあつかってるに関わらず分がとても平易で分かりやすく、高校生ぐらいに向けたクリティカルシンキングの入門書的に活用できるはずです。

そして、社会構成主義の観点で、創造的対話で、どういう問いを立てるのが新たな価値を生む根源になるのかということを実例挙げてときほぐしてくれます。

いろんな問題から課題設定して、それを解決のためどういう問い設定するか、さらにその問い活用して対話展開するときのプログラムデザインなどを学べます。

平凡な問いの設定より、考え抜かれた問いから新たな価値が生まれます。