新しい車でドキドキわくわく車中泊！初めは良いが、夜になると…

私がまだ14歳ぐらいのときです。車が壊れてしまったので新しい車を買いました。当時の私はそのことがとてもうれしくて【家族で車中泊したい！】と言ったのを覚えています。
場所を決めることになり、休み期間に入っていた私はどうせなら遠いところがいいと思い、車で2時間くらいのちゅうるい町に決めました。
そこはマンモスの化石が見つかったことから来る人が多くて朝は人であふれ出ていました。私は朝に温泉を入り、近くでご飯を食べ、広い公園で1時間たくさん遊びました。
兄弟がいた私は温泉に入ると必ずと言っていいほど挑戦することがあり、それは、サウナに入ってどっちが長くいられるか、という今考えるとてもかわいいことをしていたなと思います。
結局のところ、いつも私は負けてしまいお風呂上がりのアイスは、おごる羽目になってしまいます。風呂から上がりアイスを食べていると、外から近所の子が【カブトムシとった！】と言っているのが聞こえました。まだ昼の12時ですよ？北海道では、式が明瞭であるため、昼にカブトムシが見つかることは、ピノでハートを見つけるのと同じくらいです。
当時はかっこいい虫が大好きだったので、早くアイスを食べて外に駆け出しました。しかし、これと言ってカブトムシがいるわけでもなく、いたのはひそかに顔を出すミミズぐらいでした。
がっかりしながら、車に戻り、昼食は車を出し、近所のごはん食堂に行ってカツカレーを食べました！次こそはカブトムシを見つけて勝ってやるという意味を込めてだったはずです。
昼食を食べ終わり、またもや公園に出かけてカブトムシを探すのかと思いきや、その公園の奥を進むと大きな広場に出てでっかい遊具がありそれに夢中になってしまったのです。
気がつけば外は暗くなっており子供だけでいるのは危ないため車に戻りました。結局見つけることができずに帰るのかと思いながら寝てしまいました。
でも、夜の1時くらいでしょうか、トイレに行きたくて車を降り近くの仮設トイレに行くとそこには、カブトムシが4匹いました。とてもうれしかったので捕まえようと思いましたが、なぜかかわいそうだと思い、捕まえることはしませんでした。
朝になり、帰るころに残念と思い朝食を済ませると、私の空には4匹のカブトムシが飛んでいてとてもうれしく思いました。