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オタクのリアルな日常を描いた「げんしけん」

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げんしけん | 木尾士目


32歳 | 男性 | 自営業 | 電気イルカ

「げんしけん」は、ある大学における現代視覚文化研究会というサークル活動を描いた作品です。
聞きなれないサークル名ではありますが、基本的には現代で言うところのオタクな人たちが集まり、楽しむためのサークルです。
この漫画は2000年代前半の作品のため、当時はオタクという言葉や存在がそこまで世間に認知されていなかったと言えます。
したがって、現在ではオタクな人たちの生態のような部分がある程度世間に認知されていましたが、当時はそうではなかったため、オタクな人たちがどのような日常を送っているのか?に関して新鮮に感じる人が多かったはずです。
オタクな人を描いた漫画の先駆けとも言える存在であり、当時は作品のジャンルとしても珍しかったと言えます。
このげんしけんでは、それほど起伏のあるストーリーは描かれておらず、本当に登場人物の日常が載っている状況で、ある意味リアルな感じがしてきます。
オタク趣味がある人が見ると共感できたり、面白いと感じる可能性が高いと思いますが、オタクではない人が見ても楽しめるようになっています。
実際、登場人物の中にはオタク趣味があまりないキャラも登場し、そのキャラ目線で描かれている面もありますから、多くの人におすすめできると思うのです。