破天荒な作風で三度のアニメ化を果たしたあいまいみーの10巻を読みました

おすすめする本

あいまいみー10 | ちょぼらうにょぽみ


42歳 | 男性 | 自営業 | ammm

あいまいみーは基本的に愛、麻衣、ミイが漫画研究部で漫画を書く愛を麻衣とミイが妨害するのがメインの4コマ漫画となっており、1ヶ月15回の更新をインターネット掲載している作品の単行本です。

9巻の最後でとある事情から主人公ミイのせいで金融市場に大異変が起きてしまい世界中に内乱状態が起きてしまって「つづく」というところで終わっているのですが、今回の単行本の1話目ではそんなことは何もなかったかのように作品が進行していく上、更に別世界に転生したという設定まで入るというものすごい大技を見せています。

このテクニックは同作者の不思議なソメラちゃんオートクチュール2巻で見られるものを更に過激化させたもので、今後はなかなか見られないのではと思います。

なお、8巻あたりまで時折あった2話連続のストーリーはこの単行本にはありません。

9巻とあわせてみると面白いポイントとしてはリアルなとうもろこしを4コマに登場させた回のとうもろこしの絵が実は敏腕なアシスタントのものであったと判明するところも挙げられ、シリーズでは珍しく9巻と繋がりがあるようなないような楽しみ方ができます。

ヒックアップすると単行本6巻辺りからアタックしていたミイが愛に告白するシーンは長年の伏線の結果と罰の面白さがあり、1999年のミイと麻衣が2020年に来る話はゲーム業界の大きな流れが描かれていて非常に面白いです。

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