みなさまこんにちは!
国家資格の職業には、それぞれの職種ごとにバッジがあるのをご存知でしょうか?
私は、身内の相続の件で税理士事務所に伺った時、担当の税理士の方がスーツにつけていた「花のデザインのバッジ」が気になり、調べました。
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税理士、弁護士、会計士など10の士業で、資格を持っている証明として、資格保有者にバッジが渡されます!スーツなどにつけている方をたまに見かけたことはありませんか?
税理士のバッジにも歴史があるんです(^^)
今回は、「税理士バッジってどんなバッジ?」 をご紹介します!
目次
税理士バッジとは
税理士バッジのデザインが制定されたのは1956年(昭和31)です。
税理士バッジのデザインは、黒の半球に桜の絵が描かれたデザインです!デザインのモチーフは、制定当時の大蔵省のシンボルとして使われていた日本の国花である「桜花の図」が採用されています。
バッジの裏面には登録番号が刻印されています。
「会章の外側を縁どる円は、日本の『日』を示し、日を追って限りなく進行(隆昌)すること」を意味しています。(東京税理士会の50年史より)
費用は素材によって変わる
「税理士証票交付式」で授与されるバッジは「銀製」なのですが、「プラチナ製」のバッジも購入できるといわれています!
値段はなんと、約1万5000円!
資格保有者が持つ威厳を存分に表現したい方は、プラチナのバッジを購入してもいいかもしれません。
税理士バッジの歴史
1956年に税理士法が改正した際に、税理士業務を行おうとする者には、税理士登録と税理士会への入会が義務付けられました。
試験に合格しただけでは、税理士の資格を持っているとは言えず、
- 税理士名簿に登録
- 税理士会に入会する
と、税理士証票交付式で税理士証票と一緒に、初めてバッジをもらうことができます!
バッジは必ずつけないといけないもの?
税理士バッジは、資格保有者としての証明なので基本的には着用を勧められています。
ですが、実際には税理士バッジを付けていない方が多いんです!
- バッジがなくても業務ができる
- 弁護士のように、バッジがないと入れないところはない
- バッジを紛失すると再交付手続きと費用がかかる
などの理由から、若い世代の方は最初から付けないという人も少なくありません。
公的な業務、例えば税務調査や税務に関する相談など、税理士であることを証明しなければならない業務時につけているという人が多い傾向です。
紛失したらどうする?
税理士バッジを紛失した場合には、再交付を請求することが可能です。しかし、税理士本人にしか交付はできないので、税理士会へ税理士本人が、再交付の申請書類を提出します。
ちなみに、再交付手数料は5,000円もかかります!
バッジは結構高いです(^_^;)無くさないように注意が必要です。
バッジには種類はあるの?
資格保有者が着用するバッジは、税理士バッジの他にもさまざまなバッジがあります!弁護士、司法書士、行政書士のバッジも簡単にご紹介します。
弁護士
弁護士バッジの正式名称は「弁護士記章」と言い、外側に「ひまわり」が、中央には「はかり」がデザインされています。ひまわりは「自由と正義」、はかりは「平等と公正」の象徴を表しています。
バッジは純銀でできていて、裏面には税理士と同じように、登録番号が刻印されています。
司法書士
司法書士にもバッジはあります!
司法書士のバッジは真ん中に桐花があしらってあり、丸い形をしています。
桐は古来より、鳳凰の止まり木として神聖視されてきた歴史があり、家紋や神紋としてその図案が多く用いられてきました。桐花紋は菊花紋に準ずる国章でもあります。
行政書士
行政書士のバッジのデザインのモチーフになっているのは秋桜(コスモス)です。
行政書士の秋桜の花言葉は「秩序と調和」「変わらない真心・真心」という意味があります。
まとめ
士業は専門的な業務を独占して行う権限があるため、資格保有者の証明としてバッジが交付されます。他の士業のバッジを見てみたい方は、検索してみるとかなり勉強になりますよ(^^)
税理士という身分で、業務をこなすためにはとても大事なバッジです!