お腹周りをスッキリさせるには?2

さて、まず昨日のおさらいです。

腹筋が弱ってしまいデロ~ンとなったポッコリお腹を、カッコいいお腹にするにはどうすればよいか?

それは、お腹の入れ物である腹筋を自分の理想の形にしなければなりません、という話をしました。

その為に必要なのが「お腹を引き締める二重の腹筋」です。

「ん?二重の腹筋って何?」と思われるかもしれませんね。

これは、お腹の外側の腹筋と内側の腹筋のことを指しています。

この内側の、内臓や骨を支える腹筋というのは、(上半身を起こす)いわゆる普通の腹筋運動では、ほとんど育てることができません。

それでは、いつまで経っても、キレイなお腹周りや、しなやかなウエストラインにはならないのです。

そこで、二重の腹筋の両方をバランスよくつける為に、清水式の腹筋運動についてお伝えしたいと思います。

「え~!腹筋なんてできない!?」と思われるかもしれませんが、やること自体は非常に楽なので安心してください。

昨日、腹筋のことを水風船を入れるガラスのコップに例えましたよね。

そしてガラスのコップというのは、長い管の先に付いた、熱されたガラスの塊を、少しずつ息を吹き込んでいくことで形作られていきます。

腹筋も同じで、毎日少しずつ、優しく優しく形作っていくことで、理想にしている形ができあがっていくのです。

しかも、疲れない上に体にも優しく、腰にも負担がかからないので、今まで腰痛などで腹筋を諦めていた人でも実践できるので、ぜひ実践してみてください。

それではまず、準備をしていきましょう。

床や敷き布団の上に、仰向けになってください。

床でやるときはヨガマットなどを使ってくださいね(100円ショップで500円くらいで手に入ります)。

そして、仰向けの体勢から、膝を直角に曲げます。

次に、手は頭の後ろにセットします。

ちなみに、通常の腹筋運動が上半身を起こすのに対して、この運動では「下半身」を上げます。

それではまず、左足を例にして、解説していきたいと思います。

まずは仰向けになっている状態から、右手を頭の後ろから、「前へならえ」の時のように、天井に向かって伸ばしてください。

同時に、左脚を、ヒザを胸に近づけるイメージで、直角に曲げたまま、上げます。

ドンドン上げていって、左足の外側のくるぶしに右手が触れるくらいまで上げてください。

もし外側が難しいなら、内側のくるぶしでもOKです。

ポイントは、手でくるぶしを触りに行くのではなく、「手で触れるトコまで脚を上げる」ということです。

左足のくるぶしを右手で触ったら、足を下ろしながら右手を頭の後ろに戻します。

そして今度は、同じ要領で右足のくるぶしを、左手で触ります。

この動きを、交互にゆっくりとおこなってください。

「ゆっくり」のスピードは、30秒間で、左足を上げるのを6回、右足を上げるのを6回、合わせて12回できる程度のスピードです。

ヒザを90度よりも曲げると楽にできて、90度よりも伸ばすと辛くなります。

90度でやるのが辛い人は、まずは楽にできるように、ご自分で調整してみてください。

この運動では、脚を上げることで自然に下腹にチカラが入るので、引き締めたい下腹の、脂肪燃焼が加速されるというわけです。

うまくできているかは、脚を上げる時に指で下腹を触ってみると分かるでしょう。

逆に、背中や腰に力が入っている場合は、やり方が間違っている証拠です。

その場合は、さらにゆっくり(30秒で合計8~10回程度のスピード)と足を上げて、下腹を意識しながらやってみましょう。

足を上げることで、太ももの前面の筋肉を使うのは仕方がないです、あくまで体の後ろの部位には、力を入れずに行ってください。